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ashen sheep

切り絵と日常をすこし。

21日の南十日町商店街まつりにご参加の皆様、お客様、ありがとうございました!

おかげさまで初の山形市でのイベント参加、無事に終了いたしました。

 

 

今年はエリアを拡大したそうで、商店街のはじからはじまで、約60の飲食・物販などの出店と、

ライブやパフォーマンスといったアトラクションが開催されておりました。

出店ブースはホテルキャッスルさん横の、渡辺ヒーティングさんの駐車場。

渡辺ヒーティングさん、なんとトイレ&2階を休憩所として解放!

 

 

さて、今回のブースはこんな感じ。

展示即売会でおなじみのレジンネックレス&1点もののメッセージカードに

ポストカード、そして冗談で作ってグッズまでこさえてしまった武将猫エコバッグ。

 

 

10時になると続々とお客様が。

いつも通りブースで即興切り絵をしてましたが、たくさんのお客様が目を止めてくださいました。

 

 

お昼前からはライブやパフォーマンスといったアトラクションもはじまり、

米沢すずめ衆【毘龍】さんと仙台すずめ踊り【喜月】さん合同でのすずめ踊りも!

ちゃっかりお隣のスペース、さとうさんち&たむの木さんでポーチを買ったり、

カービングSAWANさんの実演を見学したり。

 

 

 

なかなかブースを離れられず、ではありましたが、かき氷たべるー!!

とぽてぽて佐藤屋さんまで(いちばん遠いエリアだった…)

全種類美味しそうだったのですが、やはりここは乃し梅シロップかき氷でしょうと。

 

 

固形の乃し梅をわざわざ液体に戻して売り出すという、8代目らしい商品、

シンプルな原材料なだけに素材の美味しさが活きていて、炭酸水割りでいただいたりお料理にも使える一品です。

もともと今回のこの催事にお誘いくださったのが佐藤屋さんの8代目で、

長机を貸していただいたり本当にお世話になりました。

昼の暑さを避けてか、夕方までたくさんの人が行き交っていた南十日町商店街。

思えば山形在住だったころから、もっぱら足を運ぶのは本町、七日町の付近で

この通りに足を踏み入れることはほとんどなかった気がします。

とはいえここは山形城の城下町として栄えた由緒ある場所。

そんな場所での催しに参加させていただくことができたというのも、

ご縁あってのことでありがたいものだとしみじみとします。

由緒あるこの商店街が熱気に溢れるこのまつりが、来年も再来年も、末永く続くことを願って。

 

【南十日町商店街まつり】

https://ja-jp.facebook.com/minami10machi/

 

 
7月の催事出展のお知らせです。初の山形市での催しへの参加です!
 
2018/7/21(土) 南十日町商店街まつり2018
10:00-18:00
 
山形市十日町角から、国道112号線沿いの商店や企業が出店しての催し、
ビアガーデンも開催予定だとか?
初参加&東京よりひとり切り絵を抱えての出展となりますが、楽しんできたいと想います。
以前の出展でも販売していたポストカード類・レジンネックレス等持参予定です。
 

 

昨日は米沢市田んぼアート田植え体験でした。
快晴で絶好の田植え日和。
9時半より開講式が始まり、今年の図柄でもあるかねたんが登場。

 


さて、今年は以下のようにエリア分けがされての田植えとなりました。

 

 

私の担当エリアはピンク線で囲った部分。兼続公の前立ての下から没後400年の文字のあたり。
入り組んだエリアということでか、使用する稲の色ごとに、赤、紫(図案では黒)、黄色1(顔)、黄色2(前立て)と、4つに班を分けての作業になりました。
もうこのエリアの担当なら前立て以外何処を植える…!と意気込んで、いざ黄色の稲を手に田んぼへ。
が…班分けをしたまでは良かったものの、畦道から植えはじめてしまったために、田んぼの中央部分を植えるのに難儀する羽目に。
しかも前立てはかなり細かく入り組んでいるため、前立ての黄色を植えたのに、間にぽつぽつ点在する紫(黒)が植えられていない!という事態も発生。
参加者同士で担当の色を交換したりしてなんとか内側も埋めていきましたが、あまりの細かさに作業は中々進まず。
農林課の方々も終わらないかも、と口にしていましたが、なんとか予定通りに田植え作業は終了。


 

お昼ごはんは県産米のおにぎりと豚汁、熊本城復興支援商品のお茶。
植え終わったばかりの田んぼの傍で食べるごはんは、この田植え体験の大きな楽しみです。
さて田植え体験後は、いただいた入浴券で小野川の湯へ。
今年も亀屋万年閣様にお邪魔しました。
こじんまりとしたお風呂が気に入っているのですが、如何せん小造りなため、混みあっていると入れないこともあるようです。
湯あがりに豆乳ソフトクリームをいただいたり、温泉街の地域猫さんに遭遇したり。

 


 


昨年は天候不良で稲の成育も思わしくなかったですが、今年は無事に成長してほしいものです。
かねたん10周年おめでとう!

 

 

 

 

【米沢市田んぼアート】

http://tanbo-art.com/

https://www.facebook.com/145074769002997/

 

 

 

 
23日は米沢市田んぼアートのお手伝いをしてきましたが、その前日、
22日にも私にとっては大事な予定が。
上杉家の重臣、水原常陸介親憲公の御命日です。
私がもう何年も、日本史でいちばんすきな方!と公言して憚らない方。
上杉神社で謙信公にご挨拶を済ませ、東源寺で岩井家の墓所にお参り、
御廟所で御屋形様(と私が呼ぶのは景勝公のこと)にご挨拶し、
最後にやってきたのは春日山林泉寺。
上杉家の米沢移封後、城下町整備がはじまった頃は、この林泉寺付近に親憲公のお屋敷があったとか。
 
 
というわけで早速のお墓参り。(お花持っていきましたが、林泉寺はお供え物は必ず持って帰るように、とのことです)
元和2年、徳川家康公のお見舞いに行っていた景勝公を、板谷峠(白旗松原という説もあり)にてお迎えし、
そこで急逝されたとか。
一説には、亡くなる前夜、景勝公の枕元に亡き謙信公が立ち、
戦の世も終わったので常陸介を連れて行く、と告げたそうで。
先代謙信公を大変崇拝していたので、謙信公と同じ13日を命日とするように、
と景勝公が命を下されたという話も残っています。
寡黙な景勝公の前でも奔放に振る舞ったとか、家臣に俸禄を分け与えて自分の生活に困窮していたとか
様々な逸話のある方ですが、どんなエピソードにも共通し
ひとりの武士としての涼やかな生き様を感じます。
いつか大阪の陣での能装束姿の切り絵をつくりたい。
 
 
【春日山林泉寺】
親憲公についてはこちらのサイト様が詳しいです↓

 

 

昨日は小野川温泉にて、今週末27日に行われる【米沢市田んぼアート】

田植え体験の下準備を行ってきました。

毎年農林課の方と小野川温泉の皆様で事前に型取り作業をするとのことで、

作業予定の3日間の内中日の午前、午後とお手伝いに伺いました。

 

 

23日の朝、展望台からの眺め。

杭が打たれて、色ごとにビニールテープで区分けされていますが、

まだ図案はほぼ見えない状態ですね。

 

9時より午前中の作業が始まります。

農林課の方、小野川温泉の皆様合わせて20名弱くらい。

3つのエリアに区分けをして、機械で測定をしながら杭を打っていきます。

私のお役目は畦道に設置された測定器から、田んぼに打つ杭までの距離の測定。

今年の絵柄は【直江兼続とかねたん】ということで、没後400年にあたる兼続公と、

デビュー10周年をむかえるかねたんが描かれるのですが、

午前中は兼続公のトレードマークでもある前立ての「愛」の文字を型取りしていきました。

この前立ての「愛」の文字、自分も切り絵をしていてかなり難儀するのですが、

田んぼは紙をカッターですぱーん!とするのとはわけが違うので、

曲線部分は細かく杭を打ってカーブを作っていきます。

田んぼは広し、しかし距離は1センチ単位の細かさで設定されており、

更に測定器で角度や位置を確認しながら慎重に杭を打っていきます。

最終的には杭1本分右に、あるいは左にという細かさでのなんともアナログで地道な作業。

数の詳細は聞き忘れてしまったのですが、今年の図案は2000点以上の点数だそうで

(ちなみに去年の図案はもっと少ないそう)、そのため作業日も3日間予定しているとか。

お昼休憩を挟んで13時より午後の作業を開始。

このあたりになってくると、打たれた杭&テープの量が増えてくるため、

各エリアの測定があちこちで入り組んでかなり大変なことに。

そして14時半をまわったあたりでぽつぽつ雨が……

各班残り100点ほど残った状態でしたが、測定器が濡れると使えなくなってしまうそうで、

この日の作業はここで切り上げになりました。

作業後はバスで米沢駅に戻る予定だったのですが、農林課の方のご好意で

駅まで送っていただきました。

 

 

 

 

2日目作業終了後の展望台からの眺め。

かねたんの部分はうっすらと見えるでしょうか。

いよいよ週末は田植え本番、良いお天気となりますように。

 

 

【米沢市田んぼアート】

http://tanbo-art.com/

https://www.facebook.com/145074769002997/

 

 

前回の記事に続き、「武将隊と上杉太鼓 魂の響演」コラボステージの感想を。

2日目のこの日はコラボステージ「旗鼓堂々」披露の前に、

今回のコラボに至るまでの経緯や、内容の解説などがありました。

私はコンセプト性の強いものは、一旦予備知識なく観て聞いて解釈して自分の中に落とし込みたいので、

初日、2日目と続けて観ることができたのは運が良かったなと。

2日目はちょっと変更点を加えてきたな…?という箇所もありましたね。

 

では極力コンセプトのネタバレにならないように感想を。

(写真は初日2日目ごっちゃになってます…)

 

前半部分はまさにこの上杉まつりの中で披露されるにふさわしい、

勇壮で格調高いステージが展開されていきます。

中盤はひとつの主軸を取り巻く上杉軍4人の武将のそれぞれの物語が。

 
 
 
 

勇猛果敢、を全身で現しているかのようだった上泉様。

なにに駆り立てられ、なにを想い戦うのか。

強くいさましく、そして深々と悔恨の情を残すように。

 
 
 
 

景勝様のことを一言で表すなら「沈毅寡黙」だと想うのですが、

黙して語らず、けれどそこには静かに熱くめぐる想いがある。

扇を2本お持ちになっていた意味に気付いたときは、胸をつかれるような想いがした。

 
 

 

 

私は慶長出羽合戦以前の直江兼続公という武将には、

ひとえに「青さ」を感じるんです。青さ、傲慢さ、抱く宿望。

いわば「若さゆえの気負い」とでもいうべきもの。

それが「民を庇護し国を守る」というひとつの境地に至った転換点は、

上杉征伐軍の追撃が叶わなかったときだと想っていて。

(だから最上御陣には愛の前立てではなく、普賢菩薩の前立ての甲冑を纏って臨んだのだと)

そうではなく、転換点はこの戦のなかにあったのか…そう、想ってしまうような。

采配をかざした腕の力強さと、振り絞るような叫きと。

 
 
 
 
 

「若さゆえの気負い」という意味ではそれが全面に出ていたように感じたのが実頼様。

最後まで徳川家への降伏を良しとしなかったという、その憤りと、

時代の流れを悟りつつもそれに抗うかのような立ち回りは、

あの名乗り口上そのもののようでした。

 

そして未来の展望を想わせるような、軽快で朗々たるエンディングへと。

実にドラマティックで、民謡一家さんと愛の武将隊、その魅力を存分に詰め込んだステージに

とんでもないものつくったな…と想うと同時に、我が地元山形県の秘めたポテンシャルに気付いてしまった今回のコラボレーション。

この先いつ披露できるかは未定だそうですが、できることなら県外の人達に観てほしい。

本当に素晴らしいものを観せていただいた2日間だった。

いつかまた近いうちにこのコラボが、沢山の方に観ていただけますように。

 

 
この日は祝日でしたが、お休みを取り上杉まつり開催中の米沢へ。
今年も観てきました、米沢民謡一家さんとやまがた愛の武将隊のコラボ。
昨年は実質別々のステージで若干の物足りなさがあったのですが、今年はばっちり合同でのステージが!
そして毎年参加されているという越後上越上杉おもてなし武将隊の皆様も観られました。
 
というわけで順にステージの感想など。
まずは米沢民謡一家さん。
御囃子連の方々とも一緒で大人数でのステージでした。
民謡一家の3代目の息子さんははじめて観たのですが、長身がとても映える!
そして真っ直ぐに前を見据えるまなざしの強さ。
お父様いわく「なんでもできないと駄目」だそうで
本当に歌から三味線から見事にこなしておりましたが、
やはりあの太鼓を叩く身体の使い方は素晴らしい。
音に余韻があるように、身体からも余韻を感じるんです。
お父様お母様の夫婦漫才のような軽快なトークも相変わらずで微笑ましい。
 
 
本日は上杉軍4名でのやまがた愛の武将隊。
上杉軍の演武といえば、謙信公以来の義の心と武門の誉れを感じさせる
荘厳さが魅力だと想っているのですが、この4月以来顔ぶれが変わったこともあって
また違った一面を感じています。華はなくなったけれどより重厚さが増した気がしますね。
 

 

米沢冬の陣以来の越後上越上杉おもてなし武将隊。
上杉まつりということで謙信公がいらっしゃるかと想いましたがご不在でした。
上越さんは皆様体幹と発声がしっかりしてらっしゃるので、どなたも見応えがある。
 
 
 
 
そして民謡一家さんと愛の武将隊のコラボステージ【旗鼓堂々】。
予想以上にテーマ性が強く、ドラマティックな仕上がりになっていて驚きました。
翌日1日のステージ前にちょっとした解説もあったので、
コラボステージの感想については記事をわけて書きますが、
これが観られただけでも米沢に来て良かった…!と想えるくらいの内容でした。凄い。
 
 
 
 
 
 
(というわけで2日目の感想につづく…)
 

【やまがた愛の武将隊】
【越後上越上杉おもてなし武将隊】

 

 

 

米澤直江會様主催の、直江兼続公400回忌事業[上杉・直江兼続ものがたり館]にて

切り絵作品の展示販売を行わせていただきます。

4/20(金)~9月30(日)まで。

場所は上杉伯爵邸横の旧観光協会です。

営業時間は10:00〜15:30まで、火曜定休です。

米沢へお越しの際はお立ち寄りください。

 

【米澤直江會】

https://ja-jp.facebook.com/yonezawanaoekai/

【上杉・直江兼続ものがたり館】

https://www.facebook.com/432312123869423/

 

 

 

 

慌ただしく過ごしているうちに、年が明け早10日。
改めて、昨年は沢山の方にお世話になり、

また、沢山のご縁をいただき大変感謝しております。

本年もよろしくお願い致します。

 

さて、今年は何よりも昨年から進めているものをとにかく形にしたいです。

そして自分がつくりたいものを、想うようにつくれるだけの技術を磨く。

自分のしていることに、胸を張れるように。

 

 

というわけで、まずは来年度の田んぼアートの図案から。