今回は、私の人生や生き方に多大なる影響を与えて下さった師僧との出会いについて話したいと思います。

 

あしゃらには、一人の兄がいます。

師僧との縁を繋いでくれた恩人でもあります。

 

30年以上も前の話ですが、東大在学中に医学の道に進むと決心し、地方国立大の医学部へ。

現在は、その地で開院し院長をつとめております。

兄は、何故か10代の時から占いやスピリチュアルといったものにも強い関心をもっており、度々、そのような場所へ私を連れて行ってくれました。

気前のいい兄でしたから、ついて行けば必ず美味いメシを御馳走して貰えると不純な動機でついて行きました。私自身は宗教的な事には無関心。それどころか、宗教的なものにのめり込んでいた兄をみて、勉強だけ出来てもダメだなあと心の中では思っていました。

当時、地方国立大にて勉学に励む兄の元へ、時々、居候として東京から遊びに訪れておりました。

遠方なので、家族全員揃う事が稀でしたが、不思議な事に、その日は両親も一緒でした。

家族会議の末、お寺に行く事に。

20代遊び盛り、まして宗教的な事に否定的だった私は気乗りしませんでした。なんとか、自分だけは行かななくて済むようにと、アレコレ言い訳しましたが、いつにも増して兄が私を強引に誘うのです。「今日行くお寺の住職は、すごい法力を持っておられる。今までお前が見聞きしてきたものとは訳が違う。お前も一度、住職に観てもらいなさい。」その言葉を聞いて暫くすると何故か足が重くなった様に感じたのを覚えています。