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ashcafeのブログ

映画、音楽、ミステリー、SF.カフェと街のぶらぶら散歩が好き。

「さよなら、愛しい人」を読んだところで、手元にないThe Big Sleepの文庫を探しに行ったら、双葉十三郎訳が在庫切れだった。かなり古い訳なので、新訳の話が何度も出るがまだのようだ。

英語のペーパーバックはすぐに見つかったが、今のところそこまで英語で読む余力はないので、あきらめて帰ってきた。

撮りためた映画の中にハワード・ホークスの「3つ数えろ」があるのを思い出した。まさにThe Big Sleepだ。

ハンフリー・ボガードがマーロウでヒロインをローレン・バコールが演じている1946年のハードボイルドを観ることにした。

映画になっても、伏線が錯綜していて、チャンドラーはなかなか大変だった。

病床のスターンウッド将軍をマーロウが訪ねるところから話は始まる。病んだ老人には二人の娘がいる。その両方ともが頭痛の種だという。特に、下の娘のカルメンの品行の悪さから何度も、外部から恐喝されるはめになっているという。

今回も、ガイガーという古書商から脅迫されているので、この男を追い払ってくれというのが依頼だ。

彼の家で、マーロウは、上の娘ビビアン(ローレン・バコール)と出会う。彼女は、それとは別に、スターンウッド家の前の用心棒だったジョン・リーガンの行方を探してほしいと言う。

ガイガーの捜査を始めたマーロウが、ガイガー宅で張り込みをしているときに、屋内から銃声がする。中に入ったマーロウを待っていたのは、男の死体と、泥酔状態のカルメンの姿だった。

かくして、マーロウ風に、どんどんと事件に巻き込まれていくことになる。

この映画の魅力は、いろいろあるが、若いローレン・バコールの何とも言えない男前な美貌だ。マーロウとビビアンの恋愛感情が重要な縦軸として続いていく。

マーロウが警察的真実ではなく、依頼者にとっての彼なりのフェアネスを追求するところが徹底している。これは、この作品固有の特徴なのだろうか。後の作品では、ここまで、警察的真実に対する無視は強くなかったような気がする。いずれにせよ、面白い作品だ。

双葉十三郎の訳を探すか、映画も観たので、ペーパーバックをトライしてみるか。



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