モルヒネ | R o s e t t e

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ば ら い ろ の 日 々




安達千夏・著『モルヒネ』を読みました。




うちの一番近所の本屋さんが先月閉店してしまって、閉店前の餞別代わりに買った一冊。


ベストセラーっぽいから、読んだことある人も多いのかな。


私は、タイトルは以前から何となく知ってたけど、どうせ俗っぽくて薄っぺらい恋愛小説なんだろうと、箸にも棒にもかけずにいた。


読んでる間も、途中まではそんなつもりで読んでいた。
なんかいかにも漫画とかドラマっぽすぎるなーって思いながら。
文章も時々分かりづらいし、登場人物にも感情移入できないなぁ、って。




でも後半になるにつれて、ぐいぐい引き込まれて読んでしまった。
ヒデとの絡みが深くなっていくにつれて、もう切なくてね…!




普段から占い脳になっちゃってる私は、
ヒデと真紀は友衰で、長瀬と真紀は栄親もしくは危成の相性だろうなーなんて思いながら読んでましたw


真紀とヒデの感じ、私が友衰の男性達と絡む時の感じにめちゃめちゃ近いんだよね。


からかいや皮肉を交えつつも本音が話せて、心許せて、ロマンチックで、でも素直に求め合えない、悲恋。


読んでて、胸がギューッとなった。


本の帯の煽り文句ほど泣けたりはしなかったけど、後半がとにかく苦しい。


ヒデの身勝手さに腹が立つんだけど、それ以上の愛しさ?憐れみ?母性本能?みたいなもので、めちゃめちゃに切なくなる。






離れてしまえば、生きてても死んでても一緒。
死んでても分からない、つまりいつまでも自分の中では生きてる。


自分の中だけで生き続けてる人達のことを思い返す度に、人の生き死にとか、出会い別れについて考える。


結局はどんなに心を通わせても、人って孤独なんだなぁ、って。




孤独な人間同士なら、その出会い別れに、いちいち執着して疲弊してるのもなんかバカバカしいよなぁとか思ったりした。


自分という軸だけ1本持って、あとは本当に刹那的なものとして、来るもの拒まず、去る者追わず、ただ見守り受け入れるしかないなって。


んー、何が言いたいかわけ分からんけど。笑


生きてるって切ねーなぁ。