今回は『モテキ』です。もうすぐ4巻が発売。
モテキ (1) (イブニングKC)/久保 ミツロウ
¥610
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帯にも「このマンガがすごい第5位」とか書いてあって今更っぽさが溢れているので(まだ1巻しか読んでないし)一言でサラッと感想を。


『ニヤニヤしたあとに歯ぎしりしながら読み、そのあと壁に頭をガンガンと打ち付けたくなる』


そんな感じです。

恋愛を主題としてますが、『自分に自信がない』とか『自分の長所が見出せない』というコンプレックスを燻らせてる人が楽しめる漫画だと思います。


残りも明日買ってこよう。

今回は『鉄風』です。二巻まで発売中。
鉄風 1 (アフタヌーンKC)/太田 モアレ
¥580
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女子格闘漫画。

帯には「新・本格格闘技マンガ!!」と書かれています、まぁこんな煽り自体は正直ありがちだと思いますが。



何でも人以上に出来すぎてしまう女子高生・石堂夏央はバレー部に所属しながらも満たされない日々を過ごしていた。

一年生にしてレギュラーを奪いながらも、自分の才能とそれについてこれない周囲に対してとても退屈していた夏央は、下校中に格闘技部の勧誘をしている眉毛の太い女子・馬渡ゆず子と出会い、楽しそうな彼女を潰そうと考える。

軽いスパーリングで想像以上の強敵であると知った夏央は次第に総合格闘技の世界に足を踏み入れていく。



といった感じでしょうか。

この漫画の面白いところといえば、主人公夏央のキャラクター性と人間関係にあると思います。

作者の太田モアレさんは一巻の帯で「昔ながらの熱血少年漫画のノリを目指して描きました」とコメントしていますが、その流れを汲むなら、主人公は間違いなくライバルのゆず子になると思います。

満たされない日々のせいか、夏央は活き活きとしている人間・満たされている人間を潰したくなる、といった発言をよくします。陰険なヤラレ役みてーだ。

数少ない友人にも「まっすぐに性格悪い」とか「(フォローしたくても根は良い子と言えないのが辛い)」と思われています。まぁ友人の彼女も少し変人っぽい感じがしますが。


現時点の実力で勝てないと悟った夏央はゆず子に対向するため、近所のジムに通い始めますが、そこで指導をする、自称日本一強い女性格闘家・紺谷可鈴も、人当たりはマシですが夏央と思考回路は同じです。

彼女の試合のシーンでは登場時に般若の面をカブった見開きがありありますが、とてもカッコいいですね

ちなみに夏央はキツイ感じでも美少女でありますが、紺谷さんはめっちゃ四角い顔です。レンガみたい

夏央も紺谷さんも、発言や考えを見ると悪人に近いのですが悪役ではない、そこが魅力になった良いキャラクターだと思います。

逆に敵役に回りながら純真な雰囲気のゆず子たちはその実力の底知れなさが強く感じ取れます。

練習風景や日常で細かく髪型が変わったり暑さでだらけたりといった細かな部分も素敵です。

幼馴染の空手部主将、ヒキコモリと思われる兄との関係性などの伏線も散りばめられていて、今後の展開に期待できると思います。



結局いつもの『かっこいい女性が見所』ってな感じでしたが、悪人と悪役は別、といういい漫画だと思いますしこれからがとても楽しみです。

機会があれば手にとってみてはいかがでしょうか。

今回は『怪物王女』です。最新刊11巻まで発売中。
怪物王女(11) (シリウスKC)/光永 康則
¥580
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主人公・ヒロはある美しい姫(表紙)に命を救われる。

彼女の血に、それを含んだ生物を不死身の戦士へと変身させる効果があったおかげだった。

怪物の王女の「血の戦士」となったヒロの、化物(フリークス)や怪事件に巻き込まれる日々が始まる。

アニメ化もした作品で、知名度は高いのではないでしょうか。

単行本では、チェーンソーやトゲ付き鉄球などを持つ姫が毎回表紙となっており、わかりやすいコントラストに血の色が目立っています。

タイトル通り、リリアーヌこと姫は怪物の王女ですが、高飛車で無茶難題を言ういわゆる女王様なキャラクターではなく、聡明さや窮地においても的確に物事を分析する冷静さを持つ、いわば軍師的な性質です。そこに日常での気まぐれさを織り込んだ感じでしょうか。

物事を解決する場合のほとんどは彼女の起点によるものです。

というのも怪物の王女でありながら彼女には人間と同じ程度の能力しかないためでしょう。

彼女の周囲の人物構成は

・人間と人狼のハーフ(ハーフブリード)

・吸血鬼

・人造人間

となっており、怪物くんをモチーフにしているようです。

ここに血の戦士のヒロが加わりますが、姫の血を分け与えられているのはヒロのみです。

他の兄弟の周辺はほとんどが血の戦士であることを考えると、異質な構成であると言えます。

これらのキャラクターが毎回奇妙な生物や事件に巻き込まれるのが大まかな話の流れです。

そのなかで徐々に姫の素性や状況が明らかになります。

当初は「姫」という記号でしかなかった呼び名も、リリアーヌという名前であること、成人すると不死鳥へとなること、不死鳥となる前の兄弟間の殺し合いによる王位継承戦が行われていることなどが判明します。

そのような事柄が見えてくると、事件の裏にも他の兄弟が暗躍していたり、直接的な対決に陥ることもしばし。

成人前の王族は人間と同程度の能力、というのは共通のようですが、兄弟間には個性があり、なかには超能力を持つものもいます。

そして血を分け与えられたものは不死の戦士となるというのも共通であり、これは不死鳥の伝説に由来するものであることが、素性とともに明らかになります。

さて、自分が感じる見所ですが、ひとつには扱う題材があります。

西洋的な伝説伝承などを中心に幅広く怪奇現象や、時には都市伝説B級ホラーなども扱っていて面白い。

ざっと挙げますと

・吸血鬼

・人狼

・ゾンビ

・ハエ男

・宇宙生物

・UMA(ネッシー)

・スリーピーホロウ(首なし騎士)

・幽霊船

・クトゥルフ神話

・夢の迷宮

・時間の繰り返し

などなど。

他の作品を例に出すのは失礼であると思いますが、日本的な妖怪を中心とした怪現象を扱ったのが『ぬ~べ~』であるなら、西洋的なフリークスを中心に扱ったものが『怪物王女』であると言えるでしょう。

妖怪や悪魔、都市伝説、伝承などに興味のある方は「今回はこれが題材か~」と楽しめると思います。

もう一つ、自分が見所と思っている場所がずばり見開きです。

毎回クライマックスでは見開きを使ってのクライマックスが描かれます。

チェーンソーで両断というのが多い気がしますが、それらのシーンがとても美しい

背景が無いこともあり、斬る側と斬られる側、その場面に関わるものが最小限に書かれていると思いますが、自分には時の止まったような一瞬を見事に描いていると思えます。

特に気に入っているのは幽霊船のエピソードで、巨大なサメの化け物にシャンデリアに乗った姫が宙からそれごと落下するシーン。

見開きでは散らばるシャンデリアのガラスと潰されるサメと着地する姫が描かれています。

このシャンデリアの砕ける破片が、あえて時が止まったように見える瞬間には心を奪われました

是非一度は見て欲しいシーンでございます。

他にも人造人間勢が「ふが」という言葉でしか会話できなかったりするというチャームポイントがあったりしますが、それらは読んでみてからということで。