与謝野晶子全訳をKindle版で99円で入手して
タブレットに入力しました
11月初めより少しずつ読み始めて半分位読了しました
その半分まで読了した中で印象深い女性が
藤壺の女御です
光源氏の父君桐壺帝のいわば後妻で美しく光源氏とは
歳が近いこともあり光源氏の義母になる人ながら
光源氏は藤壺の女御を慕います
光源氏の思いが強くなりとうとう藤壺の女御と関係してしまいます
そして息子が生まれますが桐壺帝は自分の子供と思って喜びます
その後桐壺帝が亡くなり光源氏のには何も障害がなくなつたということで
一層藤壺の女御を口説くのですが藤壺の女御はこれを拒み尼になります
光源氏は辛くて悲しくて寂しい気持ちを他の女性と関係することで
自分の心を慰めます
藤壺の女御はこの時代の女性にしてはしっかりと自分というものを
持っていて好感が持てました
光源氏と藤壺の女房の心の機敏がよく描かれていて
これが゛紫式部の作家としての巧みな所ではないかなと
思い1000年もの間読み継がれているのが理解出来ました