「おくりびと」原作
映画はまだ未見なのですが、原作となった
(主演の本木雅弘がこれを読んで映画の構想を
練ったと言われている)「納棺夫日記 」を読んでます。
この「納棺夫」というのが造語だったという話も
驚きですが、著者は早稲田大学中退、一時は
文学を志していたというだけあって、さすがに
文章のまとまりや言葉の選び方が上手い。
さらに、郷里の富山を舞台に描かれる生き物の
生と死が、北国の空気そのままに静謐さを
感じさせる描かれ方で、そりゃぁモックンも
感動するよなぁ、と思いました。
映画は美しい映像だけかもしれないけど、人の
遺体と向き合うわけだから、現実にはやっぱり
ぽっくり逝った人のきれいな状態ばかりでは
ないわけで。直視できない状態の姿ともたくさん
向き合うわけで…それを常としているうちに
得られる想い、みたいなのもこの職業ならでは
なのだろうなぁ、と感じました。
一番読み応えがあると書評にあった第三章までは
まだ到達していないので、読み進むのが楽しみです。
