昨日はサンデー・ローストをうちで決行した。
サンデー・ローストは一般の英国家庭で日曜の午後に行われる伝統行事なのだ。(?)
各種肉のローストと付け合わせの野菜、ローストポテトやヨークシャープディングにグレイビーをかけて食すのだ。一般的には上座に座った家主が給仕し、赤身の肉も白身の肉もそれぞれが好みの部分を食べられる様に気を配るのが大切。。。。らしいけど。

我が家に撮ってのサンデー・ローストは作るのに数時間、食べ終わるのに10分と言う骨折り損のくたびれ儲けという感じのメニューなので過去に一度試しただけでもう諦めてしまった伝統行事なのです。
前に作ったときはもっと小さいキッチンで、たしかローストビーフを焼き、きちんとローストポテトも伝統的なレシピで用意しヨークシャープディングまで手作りで用意したんだっけ。
しかし今回はどうしてもどうしてもGがローストを食べたい、と言うので今回はもっと簡易バージョンでオーブンに突っ込むだけのローストディナーに。
今回もやっぱりローストビーフ、つまりビーフの塊肉にオリーブオイルとハーブと塩こしょうをして。
それから野菜はあるもので、今回はニンジン/菊芋/バターナッツスカッシュに同じハーブと塩こしょうをかけて、オリーブオイルをまぶしてニンニクをばらまきオレンジスライスを載せて。
後はオーブンに任せて一時間後肉を出してから買って来たヨークシャープディングを温めて一緒に食べる事に。前回と比べてかなり手間のかからないオーブン任せのローストにしてみた。
けど、正直前回よりおいしかった気がする。
更に手間がかからないだけに満足度はずっと高くて。。多分我が家のローストは今後も簡易バージョンだな。というかこれなら時々できるかな、と実感。


さて、週末は大体近所に歩きに行ったりちょっとはGと運動する事を心がけているのだけれど、Gのヘルニア手術がまだ決まらないので下手な運動はできないのだ。悪くなってしまっても全く医者は頼りにならないから養生するしか無い。
というと結局家でテレビを見たり映画を観たりして過ごす事になるのだけれど、我が家のテレビは電波に繋がっていないのでDVD視聴専用なのだ。
ここしばらくは日本のドラマを観ていたんだけど、美しい隣人も終わっちゃったしね。。
正直私が日本のドラマ、ちょっと見飽きて来たので原点に戻って最近は昔集めたDVDを一緒に観てる。

私は「世代の壁を越える女」と呼ばれた時期があったのだけれどそれは偏に映画や音楽の好みがおばあちゃんな為だ。
なんと言っても映画は「黄金時代」物に限る。
好きな映画スターは、ニコール・キッドマンでもキャサリン・ゼタ・ジョーンズでもなく、シャーリー・テンプルにジンジャー・ロジャース、そしてフレッド・アステアがいつでも不動のトップ3。
もうね、誰がなんと言おうとこの3人に勝るエンターテイメントは今後ないと思うのよ。
フレッド・アステアとジンジャー・ロジャースのペアはもう鉄壁で、今後数世紀こんなペアはもう絶対に出て来ないと言える。みて、このステップ。もう魅力じゃ済まない、魔力がありますよ、魔力。

3分間のノーカットのダンスシーン。今の時代にはいないと思う、こんな事ができるスターは。

ちなみにジンジャー・ロジャースは1971年にHere’s Lucyというショーにも出演して、ルシール・ボールとその娘と一緒にチャールストンを披露しているのだ。60歳で息切れもしないでこれだけ踊ってさらっと帰って行けるのはやっぱり日頃の鍛錬の成果?しかしチャールストン世代の産まれたルーシーより彼女の娘のチャールストンが何気に上手かったりする。


そういえばルシール・ボールはジンジャー・ロジャースの遠縁の従姉妹らしい。
この人も何でもこなす女優兼パーソナリティー、日本で言うと黒柳徹子的な位置づけになるのかも。
アイ・ラブ・ルーシーはプリティー・ウーマンでジュリア・ロバーツがテレビで見ているから今でも知ってる人は割と多いのかもしれないけれど、この人ももとは女優でトップ・ハットにはアステアやロジャースと一緒に出演してるのですよ。

黄金時代は歌、踊り、演技、全てにおいて才能があるほんの一握りの人たちが映画に主演できた時代なのだ。アステアは素晴らしいダンサーであるけれど、歌も歌えるし佇まいがそもそもエレガントだ。
残念ながらジンジャー・ロジャースはアステアのおまけのように扱われるのが嫌だったそうで、この黄金ペアは1940年代には解散してしまう。
良い物は限りがあるから良いのかもしれないけれど。
その後アステアはフリーで色んな人とペアを組んで映画を創って行くわけだけれど、個人的にはこのエレノア・パ-ウェルとのコンビが好きだ。ジンジャー程エレガントではないけれどステップは素晴らしい。アステアに全然負けないのだ。


しかし、諄いけど、どの映画もノーカットで3分以上のダンスシーンが何度も何度もあるんですよ。
もう当たり前の様に、何度も!
今の時代に、これが出来る女優さんや俳優さんはいるんだろうか。
(キャサリン・ゼタ・ジョーンズは出来そうだな、なんとなく。)
あー、この時代に産まれたら毎週映画を観に走っていただろうなぁ。。
今の時代では最後に観た映画はなんだっけ。。?という感じなのに。
気付いたら一番のお気に入りのテンプルちゃんに着いては一切触れてなかったんだ、私。

私の黄金時代の紹介ははその2に続く(と思う)、という事で、徒然日記でした。