先週土曜日、ついにケーキセール実施!
主催者は日本に11年住んでいたと言う地元の名士Hさん。
彼女はいわばケーキセールのプロ!年に3回くらいは色んな目的で実施しているらしい。
彼女もその旦那さんもこの村の市長(村長?)になった経験が何度かあるそうで、今回のセール許可までの運びも見事なお手並みだった。

許可が下りたのは火曜日。
材料を集めたりケーキを焼いたりするのに残っている時間は3日間。
という事で私は生来のずぼらさを最大限に発揮してしまって...、ケーキ2つとクッキー8ダースしか焼けませんでした。そのうち2ダースはGの腹に消えたし。
Hさんによるとホールケーキはローフ型より良く売れる、さらにプレーンな物よりアイシングが掛かっていたり飾りがあった方が良い、という事なのでケーキは下記の通りびっしり飾り立てました。チョコバナナケーキとレモン風味のニンジンケーキ。それぞれ5ポンド。

英吉利 田舎もん便り-ニンジンケーキ
英吉利 田舎もん便り-バナナケーキ
これとあわせてチョコレートビスケットとオートミールクッキーをそれぞれ3ダースずつ出品。

だけど私のメインの仕事があるのは金曜日の午後。
Hさんは許可が出る前から焼き始めて、なんと40個以上のケーキを準備したとの事!
さすがにデコレーションや包装、ラベル付けは一人では間に合わないので、近所に住む私は急遽手を貸す事になったのです。
2時前からはじめて5時間程缶詰状態。
カップケーキはアイシングを塗ってチェリーを載せたり、真ん中をくりぬいてバターアイシングを詰めてバタフライケーキにしたり。
ローフケーキもくるみで飾るものや砂糖漬けのしょうがを飾るもの。
更に丸いケーキは真ん中にジャムを入れたりとにかくやる事は山積みなのだ。

金曜日最後に作ったのは今回一番高値で売る予定だったイースターのシムネルケーキ。
昔奉公に出ていた女の子達が、故郷の母親に持ち帰ったのがはじめとされるマジパンのが入ったフルーツケーキに、更にマジパンを貼付けたもの。
本来は11個丸い玉を作って、キリストを裏切らなかった11人の弟子を表すのだけれど今回は見た目重視でかわいらしくひよこのトッピングに。
$英吉利 田舎もん便り-Simnel cake
ちなみにこのケーキ、一つは隣のリンダが買ってくれた。
当日はお店から出られないから、前の日にHさんに予約したらしい。
甘い物が嫌いで一口も食べないリンダが、ドライフルーツがぎっしり入ってジャムとマジパンで飾られたこのケーキを買ってくれたのはただ一番高いから。。だと思う。
帰りに寄ってみたら、こんな可愛いケーキだから人が来たとき自分が作ったんだと自慢するの、とお料理上手でいつもすごい3段重ねのケーキを焼くリンダが嘯いていた。

結局最終的に用意できたのは4クレート分の焼き菓子と、1クレート分のジャム。
更に土曜日現地に集まるお菓子もある。
売れ残ったら別のセールに持って行かせてもらえるかしら。。と考えながら夜は爆睡。
気付けばセール当日でした。


私の住むSaffron Waldenは毎週土曜日に市がたつ。
一番にぎやかな野菜売り場の目の前に小さな売り場を作る事に。
英吉利 田舎もん便り

公民館の屋根の下だから雨が降っても安心なのだ。さすがHさん、頭が下がる。。場所取りも完璧。
Hさんとオーストリア人のお友達、そして同じ村に住む日本の方が3人集まって私も含めると合計6人で売る事に。今回の事があるまで同じ村に日本の方がこんなにいるとは知らず。。
地震に引き合わされたと言うか何とも言えない縁を感じたりして。。
不謹慎ではあるけれどやっぱりこの出逢いは嬉しかった。

かわいいお嬢さん、AちゃんがいるNさんはたくさん折り紙で動物を追って来てくれた。
Aちゃんは売り切れになったサイドテーブルに寄付金ボックスと折り紙の箱を置き、寄付を入れてくれる人に一つずつお礼の折り紙を渡してくれる。
これがまたかわいくて更に多くの人が寄付金を持って来てくれるのだ。。

ケーキストールも数だけでももう圧巻!
英吉利 田舎もん便り
英吉利 田舎もん便り
英吉利 田舎もん便り
英吉利 田舎もん便り
英吉利 田舎もん便り
英吉利 田舎もん便り

さらにこの日のメインは、当日参加できなかった同じく日本人のSさんが作って下さったキティーちゃんクッキー!!
$英吉利 田舎もん便り-目玉商品でした
イギリスではこんなかわいらしいものはとんとお目にかかっていない。
地元の子供たちもこのクッキーを目にすると顔がぱーっと輝き、それを目にした親御さんも買わずにはいられないと言うすばらしい効果。
自分のお小遣いで買って行った子もいれば、2回買いに来た家族もいるし、噂を聞きつけて買いに来たおばあさんも。最初に売れて最初に売り切れたのがこのかわいいキティーちゃん。
実はうちもグレアムが一つキープしておいてくれたのだ。
今我が家にあるのだけれど、やっぱり可愛すぎて食べられない。。
買って行った子達も大多数が机に飾っているんじゃないかと思う。
今回のセールの目玉商品はこのキティーちゃん。大活躍でした。

朝の9時から始めたこのセール。
売る物はたくさんあるし、午後遅くまで続くんじゃないかと思っていたら呆気なく1時には完売という嬉しい結果でお開きでした。
集計してみると寄付だけで134.52ポンド。売り上げと合わせるとなんと840.24ポンド!
セールをしなれているHさんに取っても衝撃的な数字だったそうです。
普段のケーキセールでは精々集まって200ポンドとか。
それだけこの村の人の関心が高いという事。。なのかもしれないけど。私はこの数字は村の優しさと理解したい。手のひらにずっしり感じるのはお金の重みだけじゃなかった筈。

20ポンド札を持って来て、ケーキを二つくらいちょうだい、おつりは取っておいて。。と半分以上は寄付にまわしてくれる人は沢山いた。それに半分くらいの人はおつりは寄付に、と受け取らずに帰って行った。寄付箱にお札を詰め込むおばあちゃんや、自分のお小遣いからコインと入れて行ってくれる子。土曜日は色んな人の暖かい笑顔を優しい気持ちに出会えたのが一番の収穫だった気がする。
Saffron Waldenに越して来てから明日で11ヶ月なのだ。
はじめて一歩足を踏み入れた週末だった。