また一ヶ月のブランクがございました。
いろいろあったので…、一ヶ月のブランクはまた後日。
昨日はLIBERAのコンサートに行ってきました。クラシックに入るはず。ニュー・エイジだとはおもってないんだけど…、もしかしたらそうかも。
ともかく、最近いろいろあって私の心はLibera, salva meと叫びっぱなしの状態なので、いいタイミングのコンサートでした。
その名もLIBERAだしね…。前振りどうでもいいし。
さて、そもそもLIBERAというのはSOUTH LONDONに居住する男の子で構成される、いわゆる「合唱団」です。
「合唱団」というと水兵服を着た男の子達が数列にズラッとならんで、燕尾服をきた指揮者を前にロジカルなコーラスを…と思うんですが、
LIBERAは結構自由でそういったステレオタイプには一切はまりません。
はまる事と言えばまあ、少年合唱で…、宗教曲歌ったりして、トレブルがメインな事?
たしかに「少年合唱団」の一番の見せ場はだいたいトレブルのソリストなんだけど、もちろんLIBERAもそうです。
しかしながら、両者の違いは叙情性ではないかと。私には「少年合唱団」のソリストはなんとなく無機質に聴こえるんですが、LIBERAは詩情があります。
私のビミョーな表現力ではちょっと説明は難しいので…、是非きいてみてください。iTuneで視聴できますから。
昨晩のことなのに、正直もう結構忘れてる。
だけど印象的な事だけ記録しようと思います。
今回の参加メンバーは9歳~14歳までの18人。そろそろ世代交代といった雰囲気で、前作でのメインソリストだったMichael Horncastleは声変わりしてました。
彼は多分日本で一番有名なメンバーだと思う。NHKのドラマの氷壁で、テーマソングのソロをとったのが彼でした。
ただもう一人のトップソリストだったThomas Cullyは健在で、聴かせてもらいました…。それはまたおいおい記載するとして。
今回の演目は下記の通り:
1部
Glory to thee my God this night
最初にEdward Dayが一人で出てきて、ソロをしているともう一人(多分 Mini Ben?)が出てきて、またどんどんメンバーが出てきて…。
大体4部構成くらいのカノンになる。
この曲をコンサートで聴くのは初めてだと思うのだけど、非常に導入として効果的でした。盛り上がっていくカノンは気分を高揚させる。
Gloria in Excelesis Deo
新曲だそうです。
これ、子豚の映画のBABEの曲でした!落ちこんだBabeをおじさんが励まして、最終的には踊ったりしてしまうシーンの曲。
これは楽しみだ。次回のCDに入るのでしょうか。
Angelis
この曲は前回も聞いた。LIBERAとしての最初のCDに入ってたから、当時のメンバーはもういません。多分裏方です。
だけどかわいらしい曲で、雰囲気が柔らかくてメンバーが変わっても変わらないものはあると思いました、はい。
Lacrymosa
今回一番注目…というか気になってたコレ。
サン・サーンスの水族館にLacrymosaの歌詞を振って歌えるようにした曲で、非常に幻想的且つ難解な曲です。
この曲のソロをやるには叙情性とテクニックが必要。私はとても好きな歌なので期待半分、でも残りは心配で…。
前回の公園ではEdward Dayがソロをしたんだけど、正直しっかり歌えなかった。がっかりした印象が強かったです。
CDの録音が素晴らしすぎるのは後輩にはプレッシャーですね。
今回ソロをとったのは"Mini Ben"と呼ばれる多分新メンバー。11歳になったばかりの幼い印象の男の子なんだけど、「Ben」?同じ名前じゃない?
期待通り彼は見事だった。今回のソロメンバーで一番強烈な新人でした。
音のコントロールは完璧だし、歌詞の心寂しさやメロディーの儚さが上手に表現できました。恐るべし。
叙情性と詩情を持った新人登場。次回作がいっそう楽しみなりました。
Far Away
Tom Cullyが歌ってた気が。
いい曲です。救いが見える美しい曲。辛いときにはよく聴きます。そして、よく効きます。
ソロから始まって全員が入ってくるVenite Spiritus~の下りはぞくっとするほど美しい…。けれどやっぱり音響効果ですね。
CDの方が迫力があったかも。でもコンサートはコンサートで暖かみが心地よかった。
Sacris Solemnis
かわいそうに…。この曲は失敗してた。コメントなし。
Always With You
Tom Cullyの持ち歌(?)。今後も彼ほどにこれを歌いこなせる子はいないと思う。
かなりのハイ・トーンで笛の音色のようにすら聞こえるのだけど、なんだかこの曲はロマンチックに思える。
彼もそろそろ声変わりか…と序盤は思ったけれど声が乗ってきたらきちんと歌っていた。彼の表現力は確かです。
Sanctus
一番有名かな?パッヘルベルのカノンの編曲。多分みんなが好き。そして、新しい編曲だった。
Ave Maria
なんとなく…、誰が歌ってたか忘れちゃったけど、旋律がキレイですきです…。
このあたりではちょっとぼうっとしてた。
LIBERA
一番元気がいい曲。ちょっとポップ。オブリガートをとったのは前回もその他の一人(?)として参加していたLiam Connery。
彼の高音のコントロールはちょっとしたものだった。新人偉大なり。
2部
I Vow to Thee My Country
バイオリンから始まる、クラシック風な導入。
2部の最初の4曲はTom Cully、Edward Day、Zachary Lockett、Callum Payne、Joshua Madine…、8人くらいとピアノだけでの演奏。
LIBERAではちょっと珍しい演出でした。むしろ普通の少人数の合唱隊のような雰囲気。
でも編曲は難解なLIBERA風。I Vow to Thee My Countryはどの編曲も壮大な印象だったけれど、今回のように素朴にまとめるのもほほえましい。
Hymm to Beauty
これも驚くほど素朴な普通の賛美歌。それがまた美しくて。
数人でピアノを囲んで合唱するとソリスト一人ひとりの個性が返って際立つ感じがする。
Do Not Stand at my Grave and Weep
日本で最近はやりの「千の風になって」のオリジナル。
私は「千の風になって」は正直興味なし。というのも詩の美しさは言語にあって際立つものだと思うからです。
この詩も言語での音の響きは最高に美しい。抑揚を抑えた旋律も非常に美しい。
抑揚があまりないというのは、表現力が必要とされるということで、Tom Cullyのソロは完璧でした。Ben Crowleyのオリジナルを凌ぐ程。
彼には声変わりしても歌い続けて欲しいと思う。声を手に入れる人間は割りと多いけれど、叙情性を会得するのは大変難しい。
When a Knight
これも私は大好きな素朴な歌なんだけど、前回はちょっと失敗してたから期待してなかった。
この数人での構成はいいですね。Edward Dayが最初のソロをとるのだけれど、彼は多分プレッシャーに弱いのかな?
2005年の来日と同じくやっぱり失敗したりしてしまう。よい声なのにかわいそうだと思う。
ソロを引き継ぐのはTom Cully。言うまでも無く…
Adoramus
ここからシンセサイザーを使って、全員で演出と共に歌ういつものスタイルに戻りました。
Tomの声変わりの為か?オブリガードが幾つかなくなっていた。それでもパワフルでこの曲は面白い。
Mysterium
何故かドラマチック。演出が面白い。
Stay With Me
ソロは誰だったかな…?あまり印象に残っていないというのは…恐らく可もなく不可もなくということで。
Salva Me
これは最高だった。
ここまで来るとハッキリわかります。今回のコンサートの主役はTom Cullyですね?
気持ち、彼のソプラノ引退公演になるような気がして寂しかったけど、良いできばえでした。
私は途中で不協和音をぽんっと出していく部分がすきなんだけど、多分難しい為がシンセサイザーでやってました。
冒頭から"SALVA"を繰り返し一人で歌う子がいるんだけど、まあ良い声で…。この子は新人だと思う。
かなり小柄なんだけど、人一倍がんばってる姿が最高にステキでした。小さい体が大きく見えます。
Sempiterna
グレゴリオ的ではないんだけど、メランコリックな旋律が美しいです。
I Am The Day
この曲の二重唱はLIBERAの曲の中で最も美しいと思う。
それもCDじゃ分からない複雑な絡みで、コンサートでしか味わえない美しさ。
笑顔の素敵なJoshua MadineとSamuel Leggettでした。
その後アンコールで二曲。更にサイン会は1200人が並んだって!!
小さいのに本当にお疲れ様です…。
伝説のソリスト Ben Crowlyは世話役?で来ていたんだけど、多分190cm以上あると思う。それに紛れも無く10頭身以上あると思う。
あんな体格の青年を間近に見るのは初めてでした。なろうと思えばあの人は立派な「アイドル」になれるよ…。
私が始めてLIBERAを聞いたころのメンバーはもう殆どが引退してしまっているんだけど、裏方や世話役で一緒に来たり、舞台でシンセサイザーやクラリネットを演奏したりしてまだまだ健在でした。地域のコミュニティーってそういうところが良い。
子供の力ってすごいと思う。次回来日もまた観に行きたい。