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※このブログは、フィリピンはマニラから車で約1時間半ほど南下したところに位置するカビテ州バコール市在住の60代日本人男性によるレポートを基にお届けしてます。


 

 

マガンダン ハポン!

皆さんこんにちわ。

 

 

さて皆さん、唐突ですがフィリピンの電気代をご存じですか?

実は、フィリピンの電気代は、アジアで一番高額と言われています。

 

1kwh当たり

日本:21~22円

フィリピン:24~25円

 

一人暮らしでも暑いからと言ってエアコンをガンガン使用したり、電気温水シャワーを毎日使えば3,000~5,000ペソ(約13,500円)にもなります。

これは、フィリピンにおける平均月収が日本円で約4~5万円であることを考慮すると、非常に高い電気代です。

 

 

フィリピンの電気代が高い理由はいくつかあります。

 

①電力事業者が独占

 

電力事業は発電を行う者、送電を行う者、そして配電を行う者という3つの部門に分かれています。

日本であれば、電力自由化により競争原理が働き、電力が安くなりました。

しかし、フィリピンではそれぞれの部門を、昔ながらの大手財閥系企業が独占しているので、一向に電気代が安くなることはなく、現在に至るまで上がり続けています。

政府も法整備を行っているようですが、なかなか進んでいないようです。

 

②スラム等による盗電被害

 

奮闘記43で、フィリピン人が恐れるもの第一位が火災であり、その原因の一つが盗電だとご紹介させて頂きました。

 

 

フィリピンでは、「電力が高い → 電力を払えない → でも電力は必要 → 盗電が増える → 盗電分を善良民が負担 → 最初に戻る」という構図が出来上がってしまっております。

スラムなどでは、電柱に登り不正に電線を自宅に引き込む盗電が横行しているのですが、この分の電気代は、真面目に働いてお金を支払っている人たちの電気代に上乗せされてしまうんです。

 

 

③消費税率12%

 

私たち日本の消費税率は10%です。

東南アジアでは、マレーシアのマハティール新政権の公約により6%が0%になり、タイが7%、ベトナムが8%、シンガポールが9%、そしてカンボジアが日本と同じ10%で、インドネシアが11%ときて、フィリピンはなんと12%と消費税率(VAT税と呼ばれます)と高いです。

これにより、電気代も高くなります。

ただし、カンボジアやインドネシアと同様に、フィリピンでは食料品には消費税が掛けられていないのが救いです。

 

以上の理由から、フィリピンはアジアで一番電気代が高い国になってしまっております。

 

計画も無しに、各家庭へ個別に電気を引き込むので、電気メーターがこんなになります。ちょっとキモイ(笑)

 

筆者も毎日電気代を気にしながらエアコンを使用しているので、是非日本のように電力の自由化を進めてもらいたいですね。

 

 

 

今日はここまで!
サムリン パッキキタ パアラン!

 


 

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