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※このブログは、フィリピンはマニラから車で約1時間半ほど南下したところに位置するカビテ州バコール市在住の60代日本人男性によるレポートを基にお届けしてます。


 

 

マガンダン ハポン!

皆さんこんにちわ。

 

 

 

昨日はマニラ市街に用事があり、友人と一緒に車で移動してきました。

その時、途中でトンド地区を通過しました。

 

 

 

 

 

このトンド地区は、マニラ首都圏の北西部にあり、世界有数の人口密集地帯として知られ、特に貧困地域としても世界的に有名です。スラムの多くがこの地区に集中しています。

かつて、スモーキー・マウンテンの名で知られるごみの最終処分場もこの地区に存在していました。

 

 

発展途上国において、貧困から抜け出すために最も重要なのは「教育」だと言われています。

例えば、毎日数ペソを稼ぐために、ゴミを漁って分別し、生活していたスモーキーマウンテンの住人に対して、政府はフィリピンのイメージが損なわれることを理由に閉鎖を決断し、公共住宅をあてがったのですが、結局彼らはもともとのスカベンジャー(動物の死骸を食べる動物たちを指す英語ですが、隠語として廃品回収を行ってわずかな日銭を稼ぐ貧民層を指します)の仕事に戻っていきました。

 

 

なぜ、わざわざ汚く、不衛生で、犯罪率も高く、特に子供たちにとっては何もメリットのない場所で、スカベンジャーの仕事を続けるのでしょうか。

 

その理由が、発展途上国の貧困層における最大の問題点です。

 

 

理由は、「新天地で仕事に就けない」のです。

 

 

 

■周辺のゴミ集積所に運び込まれるゴミを積んだトラック

 

「負の連鎖」という言葉があります。

 

スモーキーマウンテンの住人が子供を産んでも、貧困のため、子供を学校に通わせることはできません。

日々、生き抜くことで精一杯です。

子供は小さな頃から、ゴミ山でゴミを分別して暮らします。それしか知らないのです。

 

教育を受けていないので、英語の読み書きも出来ません。

そのような状態で大人になっても、就ける仕事がありません。

結局、生きるためには元の場所に戻ってくるしかありません。

 

だから、途上国の貧困層が、負の連鎖を断ち切るためには、教育が必要なんです。

ただ、住むところを与えるだけでは解決になりません。

 

とても難しい課題ですが、子供たちの未来のために、特に政府には頑張ってもらいたいです。

 

 

 

今日はここまで!
サムリン パッキキタ パアラン!

 


 

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