東日本大震災から約2カ月ぶりに操業を再開した宮城県沖合底引き網漁協所属の漁船が塩釜港(同県塩釜市)に帰港し、9日早朝に水揚げした。県によると、大震災後に同県の港から出漁した船の水揚げは初。
沖合底引き網漁協の鈴木広志組合長(62)は「震災から2カ月、ようやく水揚げにこぎ着けた。被災者を考えると漁をできるだけありがたい」と話した。RMT
同漁協の漁船13隻は7日に塩釜港を出港。気仙沼市沖の底引き網漁で、キチジやオキハモなど約70トンを捕った。
水揚げされた魚は午前5時すぎ、塩釜市魚市場で競りにかけられた。買い付けに訪れた海鮮問屋従業員の冨樫恒さん(29)は「水揚げが始まって素直にうれしい。これを機にみんな活気づいてほしい」と語った。
東京電力は8日、すでに表明している常務以上の役員報酬の半減などに追加したリストラを検討していることを明らかにした。
役員報酬の削減幅の拡大や資産売却などが柱とみられ、東電は追加のリストラ策を9日にも福島第一原子力発電所事故の賠償策を巡る政府の関係閣僚会議に提出する方向だ。
また、8日の関係閣僚会議では、東電の賠償を支援する「原発賠償機構(仮称)」の新設を検討する前提として、東電に一層のリストラを求めることで一致している。
機構案は、東電を含む電力各社が資金を拠出するほか、国もいつでも換金できる交付国債を拠出し、原発事故の被害者の賠償金に充てるものだ。電力各社が、機構への資金拠出に伴って電気料金を値上げすると、「国民負担による東電の救済だ」との世論の反発が予想される。このため、東電は、経費削減や資産売却など一段のリストラが不可避の情勢となっていた。ドラゴニカ RMT
沖合底引き網漁協の鈴木広志組合長(62)は「震災から2カ月、ようやく水揚げにこぎ着けた。被災者を考えると漁をできるだけありがたい」と話した。RMT
同漁協の漁船13隻は7日に塩釜港を出港。気仙沼市沖の底引き網漁で、キチジやオキハモなど約70トンを捕った。
水揚げされた魚は午前5時すぎ、塩釜市魚市場で競りにかけられた。買い付けに訪れた海鮮問屋従業員の冨樫恒さん(29)は「水揚げが始まって素直にうれしい。これを機にみんな活気づいてほしい」と語った。
東京電力は8日、すでに表明している常務以上の役員報酬の半減などに追加したリストラを検討していることを明らかにした。
役員報酬の削減幅の拡大や資産売却などが柱とみられ、東電は追加のリストラ策を9日にも福島第一原子力発電所事故の賠償策を巡る政府の関係閣僚会議に提出する方向だ。
また、8日の関係閣僚会議では、東電の賠償を支援する「原発賠償機構(仮称)」の新設を検討する前提として、東電に一層のリストラを求めることで一致している。
機構案は、東電を含む電力各社が資金を拠出するほか、国もいつでも換金できる交付国債を拠出し、原発事故の被害者の賠償金に充てるものだ。電力各社が、機構への資金拠出に伴って電気料金を値上げすると、「国民負担による東電の救済だ」との世論の反発が予想される。このため、東電は、経費削減や資産売却など一段のリストラが不可避の情勢となっていた。ドラゴニカ RMT