ASDの人は、
基本マジメであまりウソをつかないと言われている。
うちの夫はこれを地で行くタイプで、
言いにくい(もしくは言っちゃダメな😅)本当をずばずば口にしてしまい、
空気を凍らせることしばしばであった。
しかし、同じASDである私は、
子どもの頃はよくウソをついていた。
(むしろ、本当に思っていることを言ってはいけないと思っているくらいだった。)
どんなウソをついていたかというと、
おもにその場を取り繕うウソである。
誰かが「〇〇くんってかっこいいよねー」と言うと、
ちらりとも思ったことがなくても、
「そうだよねー」
とうなづいたり、
「うちのお父さん会社から帰って来るの遅くて・・・」
「うちもだよ」
とみんなが話をしていると、
自分の親は会社勤めでもないし帰りも早いのに、そんなフリをしてみたり。
知ったかぶりも多かった。
相手の話の中に知らないことがあっても、
「これは世間の常識なのかもしれない、やばい💦」と勝手に思い込んで、
知っているふりをして話を合わせていた。
相手の期待?に合わせるためにウソを付くこともあった。
「🟢さん(私のこと)って、歴史物好きそうだよね」
と振られて、とっさに
「そうですね」
と答えてしまった。
いやあ、わたしゃ歴史なんて全く興味ないって。
なんでそんな返答してしまったんや😱
当然その後なんのことばも出てこず、
大変おかしな空気が流れた💧
相手も、こりゃウソついたんやね・・・と察し、
それ以上何も突っ込んでこなかった。
(ありがとうございます🙇♀)
と、こんなふうに、
周りに合わせるために、
ちょくちょくウソをついておりました😅
「かっこいいね」に同意するくらいなら、
人付き合いとしてOKなレベルかなと思うが、
親の仕事を偽るというような事実と異なるウソは、
人からの信用をなくす、あまりよろしくないウソだと思う。
また、ちょっと入りくんだ説明が必要なことがあると、
「説明したってどうせ分かってもらえない」
と勝手に思い込んで、
適当な話でごまかしたりもしていた。
(いい例が思い出せないので、分かりづらいと思います、すみません。)
そうそう、
こんな事もあった。
小学生の頃、親友Cちゃんとお祭りに行った際、
Cちゃんのお母さんに付き添ってもらった。
Cちゃんが抹茶ティーを飲みたいと言い出したため、
お母さんが「🟢ちゃん(私のこと)も飲む?」
とおごってくれようとしたことがあった。
人におごってもらうなんてできない💦と思った私は、
「いらない」と首を振った。
お母さんは、「遠慮しなくていいのよ」と優しく言ってくれたが、
「抹茶嫌いだから」(ホントは大好き!)と断ってしまった。
どう言っていいのか分からなくなると、
とっさにおかしなウソをついてしまうのだ。
一般的に、人は、
「本当のことがバレるとまずいことになる」からウソを付くことが多いのだろうが、
私のついていたウソは、
「自己表現が上手くできないからついていたウソ」
または、
「自分がおかしな人間だと思われないように、
相手に合わせるためについていたウソ」
「相手の期待に沿うためについたウソ」
だったと思う。
ウソをついてまで
過剰に周りに溶け込もうとして、
本当にゴクロウサマな子供時代だった。
する必要もない緊張をして、無駄に疲れていたと思う。
もちろん、
今ではこんな不要なウソはつきませんので、
どうぞご安心を😄