娘のオタ活依存=SNS依存であり、
それは承認欲求からきている。
これが娘の話から分かったことである。
承認欲求自体は悪いことではない。
誰だって持っている感情である。
(稀にない人もいるのかもしれないが)
しかし、発達障害者は、
その承認欲求を満たされる場面が少ないかもしれない。
メディアで話題になる「特別な才能を持つ発達障害者」は、
その能力で承認欲求が満たされるのかもしれないが、
フツーの発達障害者は、ドジだったり、空気が読めなかったりで、
むしろ低評価ばかり受けていることが多いと思われる。
フツーの発達障害者である娘は、
お金の力(でグッズをたくさん買ったりイベントに出かけたり)で
評価を受けようと頑張っていたのだ。
「SNS以外の場所で、
自分の居場所ってできないのかな」
話は、居場所問題に変わっていった。
「クラスでも特に仲のいい子いないし。
友だちがいないわけじゃないけど、
ニコイチみたいな友達はいない。
ニコイチの間にいる感じになってて、
私もニコイチみたいな友だちが欲しいよ😭」
娘ちゃん😭😭😭😭😭
そうよな、ニコイチみたいな友だちって
誰だってほしいよな。
私は小学生の頃からCちゃんがいたりして、
結構なんだかんだ友だちに恵まれている時期もあった。
身近にいないことがあっても、
私にはCちゃんやNちゃん(中学からの親友)がいるから、
と、どこかでいつも心を支えられていたと思う。
そうした友だちが一度もいないってことは、
かなり辛いものなのだろう。
現在娘の通っている大学の学科は、
オタクな人が集まりやすいところなので、
あっさりいい友人ができるのではないかと私は楽観的に考えていたが、
想定以上に苦戦している様子で、
入学当初に一緒に行動していたグループからは
距離を置かれてしまっていたりして、
あまり居心地がよくはないらしい。
どうして最初のグループと疎遠になってしまったかは、
「付き合ってみたらタイプが違ったから」
というのが第1の理由のようなのだが、
ただ距離を取られている以上に、
話しかけると嫌そうにされたり、
返事してもらえなかったりするらしいので、
なんかやらかしたんだろうとは思う😱
しかし、その自覚のない本人は、
「なんであの人達はあんなに冷たいんだろう?」
と、ただただ不思議に思っている様子だ。
大学生にもなって無視するとか、
ちょっと幼すぎる対応だとは思うが、
ASDもしくはADHD症状のなんらかが発動して、
彼女らから嫌われてしまったのだろうとは簡単に予想がつく。
高校までのように、
学校の先生に様子を聞くなんてことはできず、
手の出せない領域になってしまっているのが困ったところだ。
こうなったら、別の居場所を作るしかない。
「大学のサークルとかに参加してみるのはどう?」
「あんまり入りたいところないし」
「漫画とアニメのサークルがあったと思うけど」
「漫画にもアニメにも詳しくないし」
娘は漫画もアニメも好きなものはあるのだが、
色々と見るのではなく、
気に入ったものをとことん楽しみ続けるタイプなので、
決して詳しくはないのだ。
「でも、なんらか気の合う人はいるかもよ」
「・・・うん」
少しはサークルを視野に入れてくれる様子になったが、
サークル活動に割く時間がなさそうで、
本当に入ってくれるかは怪しい。
オタ活を控えてくれればオタ活に使うお金が減り、
バイトの量も減らすことができ、
ずいぶんと時間に余裕ができるはずなんだが。
しかし、娘が承認欲求に躍起になっているという自覚があり、
さらに本当に欲しいものは友人であると分かっていることを知り、
親としては少し安心できた。
さて、これからどうなるか。
乞うご期待?である。