私の娘は、
自分の間違いや悪いところを指摘されるのが苦手だ。
それはテストのバツですら小さい頃はNGで、
バツをもらうと泣きまくっていた。
娘の特性上、
よくないところを指摘するのは受け入れられない。
心のシールドが存在しないかのように、
否定的な言葉はすべて心に刺さり、
耐えることができないのだ。
もともと感情的に怒らない子育てを目指していたのだが、
それ以上に、
必然的に娘はほめる子育てを選択する結果になった。
とは言え、ほめるだけの子育てとは実質ありえない。
子どもは失敗する。
間違える。
それを指摘しないのは、ただの放置になってしまう。
あと、恐れたのは周囲からの指摘だった。
私が指摘しなくても、
クラスメイトなどが指摘してきて、
精神的打撃を受ける場面は往々にしてあることだ。
例えば本人が親に絵をほめられていい気になっていると、
「そんなに上手くないじゃん」みたいな
サゲ発言してくる子っているものなのだ。
また、うまく描けたと思った絵をネット上に上げると、
わざわざけなしてくる輩がときおり現れる。
だから、ほめっぱなしで終わってはダメなのだ。
私は、娘が間違いの指摘を受け入れられるように工夫した。
まずはほめる。
たくさんほめる。
わざとらしいくらいにほめちぎるのである。
そして、「これをこうしたらもっとよくなるね」と、
改善点をソフト〜に指摘するのだ。
よく使っているのは、
誰かのキャラを演じながら言いづらいことを言う方法😁
ヘタでOK、それで笑いが取れれば👍
娘の好きなアニメのキャラの口調で言ったり、
セリフを利用したり。
楽しい雰囲気の中で注意や指摘をするのは、
結構大切なことだと思っている。
また、はっきりと言わず、
「これってどうだろう?」と疑問形にして本人に気づかせたり、
「この部分大きすぎに見えるかなあ」と独り言のようにつぶやいたり。
そうこうしているうちに、
娘もずいぶん成長して
間違いの指摘に耐えられるようになってきたし、
私を間違いを指摘する敵ではなく、
改善点を教えてくれる味方と思って
もらえるようになっていると思う。
もちろん、あんまり同じ間違いが連続すると、
「また電気つけっぱなし💢」
と感情的になってしまうことはあるが😅
日々修行である。