これもASDに多いと言われている

緘黙障害。

 

私は小学2年から高校まで、

長らく場面緘黙だった。

 

小学校に入ってから

「どうも自分は他の人と違っている」

と気がつき、

小学校2年になってから、

皮膚アレルギー(アトピーのようなもの)が発生し、

一気に緘黙障害になってしまった。

 

まず会話がうまくできないから、

失敗して嫌な思いをするくらいなら、

最初から話すのをやめようと思った。

それに、皮膚病の自分の顔を見られたくなかったので、

できるだけ目立たないようにしようと固く決意した。

 

人とうまく交われない、

歌も運動も下手、手遊びや手芸も上手くできない、

皮膚病で見た目もヒドイ、

そんな自分に小2で絶望していた。

自分の人生はもう終わっていると思っていたのだ。

 

意外とそういう小学生は存在している(虐待を受けている子どもとか)のを

大人になって知った。

 

「子どもはみんな無邪気」なんてもんじゃない。

絶望の淵にいる子どもも意外にいるものなのだ。

 

しかし私は、完全に学校で話をしないわけではなかった。

この人は私が変な発言をしても馬鹿にしたりしない、

安心できる、という人を見つけると、

その人とだけは話をした。

 

そのため、私はただ内気で友達の少ない子どもという印象で見られ、

忘れ物は異常に😂多いが、誰にも積極的に迷惑をかけるようなことはなかったので、

学校では問題扱いにはされていなかったと思う。

 

それがよかったのかどうか。

 

時代もあったが、

私は常に問題を見過ごされて学生時代を過ごしていった。