女性としてちょっとがっかりなオンチ、
それはファッションオンチだ。
子どもの頃から服装にはむとんちゃくで、
親から与えられた服をそのまま来ていた。
よくイメージにあるダサいオタクくんの女子版である。
(今思うと)全然似合わないメガネ(なんでメガネ屋はあのメガネを勧めた?)に
無造作に結んだだけの髪型の、
だっせえオタ女だった。
オシャレ好きな女の子たちは
中学くらいからファッション誌を読み始めていたが、
かたや
「服装の似合ってる似合ってない、
このトップスにはこのボトムスが合う」
みたいなのが全く理解できない私。
それどころか、
女子がトイレの鏡で服を整えたり、髪をいじっていたりするのも、
なんのためにしているのか分からない。
その前後で何が変わったというのか?
何をよしとしてそれをやったのか?
理解できない自分に劣等感を感じつつも、
なんだあいつら、見た目ばかり気にしてくだらない、
女子ってバカみたいと軽蔑していた😱
そんな私も、大学生になって実家を離れ、
自分で服を買うことになってから、
ついに初めて「ふぁっしょん」というものと向き合うことになる。
自分で選ばなくてはならないせいもあったが、
制服がなくなり、
ようやく人目を気にする機会が訪れたのが大きな転機だったように思う。
また、これもたいへん遅ればせながら
異性の目を気にするようになったおかげもあった😂
美容院では熱心にファッション誌を読んでみたり、
休日はブティックをはしごしたり。
ずいぶんへんてこな服を買ってしまったり、失敗も多かったが、
試行錯誤で
今ではおしゃれって楽しいよね♪な中年女子に仕上がっている。
もともと美術が好きだったため、
ファッションもアートみたいなものなのか、
と分かってから、
がぜん楽しくなったように思う。
あと、私なんかがおしゃれなんて・・・という謎の呪縛から解かれたのもよかった。
珍しく、オンチが改善したお話。
発達障害者も、何もかもがずっと同じ状態なわけではなく、
よくなることだってあるのだ!
発達障害の方、
発達障害のお子さんをお持ちの方、
すべてを悲観することはないと思っていただければ幸い。