ASD的症状の一つとして、
「不器用」というなんとも悲しい特徴がある。
私もこれに当てはまり、
小さい頃からつらい思いをすることが多かった。
女だから特に、辛さ倍増だったように思う。
まず、女の子の好きな細かな遊びができない。
ビーズでなにか作ったり、
折り紙をしたり。
手先を使う遊びは、何をやってもうまく行かない。
そういった高度なテクニックが必要なものはもちろん、
例えば習字や図工の絵の具セットをきれいにすることもうまくできなかった。
何故か私のだけベタベタ、ぼろぼろ、
なんである。
料理ももちろん下手くそ、
卵焼きを作れるようになるまでどれくらいかかっただろう???
(今でも上手くはない)
そうそう、
家庭科で目玉焼きを作るテストでは、
私だけ卵の黄身が破れてしまい、
ものすごく恥ずかしい思いをした。
暴れん坊の男子だったらともかく、
女子でそれはちょっと・・・なんである。
裁縫も苦労しっぱなし、
針を指しまくって流血。
ミシンは糸が絡まりまくりな上、
まっすぐ縫えない。
私は、女として失格だ。
こんなんじゃ、将来誰とも付き合えないし、
結婚なんてできない。
小学校の頃から、そんなふうに私は絶望していた。
ところがところが、
私から生まれてきた娘は、更に輪をかけての不器用😂
私なんぞが不器用を名乗るにはまだ早いわ、
というくらいの大物ぶり✨
ボタンを留めるといった日常の動作にも、かなり手こずった。
それなのに、本人は自分の不器用にあまり自覚がなく、
家庭科の縫い物がレベチで下手くそでも、
「できたー!」と満足げなのだ。
性格の問題か、
客観性の欠如か、
はたまた私の育て方がよかったのか???
(どんな出来でも褒めていたので😁)
なんにしろ、あまり娘が絶望せずに育ったのはよかった!
ただ、あまりに堂々としているので、
却ってまわりからバカにされるんじゃないかと、
親のほうがヤキモキしてしまったが。