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50独男の独り言

48歳まで独身生活を続けてきたのに、突然、妹が育児放棄した15歳の甥っ子を育てる父親代わりになりました。伯父・甥という2人暮らしをしながら、甥っ子の自立を支援します。

仕事に行く時に御乗車くださる常連さんに月2~3回は当たる。

 

愛想が良くて礼儀正しい御客様で、話しやすいので、つい、自分の方から話しかけてしまうことが多かった。

 

 

だいたい、配車がかかると、こちらが先に到着し、1~3分ぐらいで出てくる方。

 

いつも笑顔で挨拶してくれるので、つい、友達感覚になってしまった。

 

 

今朝の1本目、その御客様の配車に当たった。

 

ちょっと道が混んでいて、御客様のほうが先に出てタクシー到着を待っている、という状況になった。

 

 

睡眠不足の、疲れ切った、ゲッソリした顔だった。

 

 

あれが、本当の顔なんじゃなかろうか。

 

行き先は、聞かずとも、わかっている。

 

 

僕は、挨拶以外は、沈黙して運転した。

 

 

映画『ダイ・ハード 1』で、送迎リムジンのドライバーが、お喋りで、ブルース・ウイリスが、

 

『ジャスト・ドライビング!マン!』=黙って運転しろ、というシーンが冒頭にある。

 

 

サラリーマン時代の後半、責任者の地位になって仕事量が増えてから、出勤時は、いつも憂うつな気分だった。

 

駅のベンチで電車を待つ間、眠れもしないのに、目をつぶって、じっとしてる。

 

 

そんな時、月に何度か夜勤明けらしき男性2人組が、ベンチで飲酒してるシーンに出くわすことがあった。

 

近い場所に座ると、『おはようございます』なんて、酔ったハイテンションの挨拶をされるのが苦痛で、彼らがいるとわかるや、ホームの最先端で、電車の到着を待った。

 

 

その日・その日、どうなるかわからないタクドラと、固定給で働く人の、出勤時の気分は全く違うことを、忘れていた。

 

タクドラには、やらねばならない書類仕事も、パソコン入力も、会議もない。

 

ただ、運気や自分の勘まかせに、車を転がすだけだ。

 

反省。