ぼくらが最も起こしたくない合併症は、第一に心侵食。これは急に器具と大動脈の壁との間で出血して場合によってはショック状態になり緊急手術が必要になるもの。第二に器具の脱落。これも、器具が中隔から外れると、緊急手術となることがある。。。

だから、経皮的心房中隔欠損閉鎖術=カテーテルで行う心房中隔欠損治療は、万が一、なにかあっても外科治療を受けることのできるかたが原則適応になるのです。。。

でも、世の中には輸血拒否されるかたとか、いろいろいらっしゃるんで難しい。

さて、ぼくらカテーテル治療術者は心臓の中とか血管に器具がおっこちても回収する技術とか道具とかを持ってるから、結構回収可能なことが多い。。。