宮津の京丹後鉄道は、娘も私も行きたかった場所だった。
娘はクロミちゃんのラッピング車両を、私は由良橋梁を渡る列車を見たかった。
クロミちゃんラッピングは、キャラクターが描かれているだけと私は思っていた。
ところが、丹後地方に所縁のある七姫が描かれていて、その描写に目が釘づけになった。
一番最初に気になったのは、白拍子の姿をしている姫がいたこと。
白拍子と言えば、静御前しか浮かんでこなかった。
その特徴を捉えて、描かれていたのだ。
間人皇后は見ただけでは分からなかった。
ただ、文字を見た時に、見覚えがあったのだ。
なぜかというと、読み方が何度見ても覚えられなかったからである。
「たいざ」という名前を、今回で忘れられなくなりそうである。
ちなみに、この人は聖徳太子のお母さんである。
さらに、ラッピングにも熱が入っていた。
外側だけでなく、内側もクロミちゃん一色だった。
こんな細かい所にも描かれていた。
西舞鶴までの往復を楽しんできた。
そして、私の願いは微妙なことになった。
一応、撮ってはきたのだが、思うようにはいかなかったのだ。
雨がどうにか止んで、少しづつ明るくはなってきたのだが・・・
本当はこれを夕焼けを背景に撮りたかった。
海の方向が赤くなる、夕陽の時の風景が忘れられない。
まぁ、撮れただけでも善しとしよう!
明日は京都市内に戻ります。






