どうしても福島の桃が食べたかった。
ネットで食べ頃になったということを調べて、福島に向かった。
私が好きなのは、“まるせい果樹園”
“森のガーデン”というカフェも併設している。
熱中症にならないように、徒歩20分ほどの距離だが、タクシーを頼んだ。
タクシーの運転手さんが顔を曇らせて、「周囲の道が、すごく混んでいるので、普通の料金では行けないかも・・・」言った。
それでも、どうにかなるだろうと思った。
ところが、ところが・・・
到着してみると、この状態だった。
午前中11時頃のことである。
桃のパフェを食べるために、入り口で名前を書くようになっている。
一応、名前を書いて、前にどれくらい待っている人がいるのか確かめた。
すると、70グループくらいいたのだ。
中に入って、時間を聞いてみると、2時間から3時間と言われた。
30分や1時間は覚悟していた。
屋外の日陰とはいえ、外と同じ温度である。
このまま、ずっと待っていたら、熱中症になりそうだった。
車で来ている人が多くて、すこし席を外したり、車の中で涼んだりしている人が多かった。
さらに、2~3時間は次の予定に響く。
どうしようか考えて、諦めた。
この果樹園は桃狩りなどもやるので、果物の木がすぐ側で見られる。
それを見て、帰ることにしたのだ。
まず、ブドウから。
ブドウの小さな葉っぱが可愛かった。
次は、ナシ。
ネットからヒョロンと抜け出している木があって、面白かった。
リンゴもたわわに実っていた。
赤くなったら、見事だろうなと想像が膨らんだ。
次は、食べたかった桃。
果樹園の桃は、まだ熟して無くて、固そうだった。
桃の畑は広くて、一面に広がっている。
遠くの山を背景に、桃の木を眺めて帰ってきた。
こうなったら、都内のフルーツパーラーでパフェを食べてくるゾ~~~ッ!!!













