今日は一日中、雨。
特に、何もしないで一日が過ぎた。
日曜日、水戸に行った時に、友だちが「貰い物だけど」と言って、これをくれた。
寝台列車「ゆうづる」のマークなのだが、何だか分からなかった。
ただ、私の鉄道好きを知っていて、頂き物を持ってきてくれたのだろうと思った。
家で開いてみると、トートバッグになっていた。
そして、いろいろな列車のヘッドマークが並んでいた。
こんなにたくさんの列車があるのに、一番上に「ゆうづる」が出ていたことが嬉しかった。
というのは、この「ゆうづる」には忘れられない思い出があるのだ。
1974年1月2日のことだ。
結婚して、1カ月半という時期だった。
その夜、「ゆうづる」に乗って、ニセコにスキーに出かける予定だった。
夫と二人でお正月のあいさつ回りに出かけて、着物を着ていた私は一足先に自宅に戻った。
ところが、マンションの鍵を持っていなかったのだ。
家に戻っても、中に入れなかった。
仕方なく、お店に入って夫が帰ってくるの見張った。
ところが、夫は超ギリギリまで帰ってこなかったのだ。
携帯など無かった時代である。
着物を着たままの私を見て、夫はビックリ仰天していた。
それでも、家に飛び込んで、すぐに着替えて出かける用意をした。
夫はすぐに出来たが、私は少し時間がかかった。
その数分のために、「ゆうづる」に乗り遅れたのだ。
上野駅で出発していく「ゆうづる」を見送る羽目になったのだった。
仕方なく、家に帰って、翌日の「はつかり」で出発した。
その「はつかり」のマークも、このバッグについていた。
結婚するまで、私は鍵を持って出かけることは無かった。
母がいつでも家にいたし、多分、いなくてもどこかから入れたと思う。
でも、マンションは鍵が無かったら、どうにもならない。
この年はオイルショックの後のお正月で、仕事が開店休業状態だった。
長い休暇がとれたので、ゆっくり、ニセコでスキーを楽しむことができたのだが・・・
私にとっては、この「ゆうづる」が忘れられない列車になったというわけなのだ。

