友だちがご主人を特養ホームに入れることになった。

今までは老健という所にいたのだが、長くはいられないとのこと。

 

彼女はどこかで、まだ家でご主人を看たいという思いを持ち続けている。

老健に入れる時にも、ずいぶん迷っていた。

周りの者が、見るにみかねて預けることを勧めたという経緯がある。

 

老健から特養ホームに移るにあたって、住所変更という手続きがある。

私は知らなかったのだが、基本的には、移動する必要があるらしい。

 

でも、ご主人の住所だけ移動するというのは、家族から外れるような気がする。

彼女もご主人のいない世帯になることである。

ただ、これは気分の問題で、仕方ないのかもしれない。

 

現実問題としては、ご主人の銀行などの通帳も変更しなければならない。

すると、カードも自動振り込みも変更する必要がある。

特養ホームの住所のご主人の口座から、

自宅の公共料金が引き落とされるというのも、考えてみたら変だ。

 

振り込まれる年金は、当然、ご主人の口座に入るだろうから、

彼女の生活費をおろすのに支障はないのだろうか?

本人と住所の違う奥さんが、預金をおろすのに面倒はないのだろうか?

 

債権類は?家や土地の名義は?

際限なく面倒に思えてくる。

違う市町村ならともかく、同じ市町村なら、介護保険の問題もないような気がする。

 

私は夫が突然亡くなったので、そういう問題は起こらなかった。

父も母も、最期まで家に居て、病院で亡くなった。

でも、私が特養ホームに入らざるを得なくなったら、

娘がこういう問題に直面することになるだろう。

 

ちょっと、気が重くなる話である。