久しぶりに、安行(あんぎょう)道の駅に寄った。
来週から植木祭りがあるとかで、いつもの植木は片づけられていた。
仕方がないので、草花のあたりをぶらりとした。

新しい品種らしい見たことのない花が、たくさんあった。
その中から、撫子・竜胆(心美白寿)・匂い桜・サザンクロスを。
   
   

建物の中には、黄色い胡蝶蘭があった。
ピンク色の胡蝶蘭は見かけるようになったが、黄色は珍しい。
傍には、やっぱり真っ白な胡蝶蘭。
 
 
この胡蝶蘭には、思い出がある。
結婚式の時、私は真っ白な胡蝶蘭を持ちたいと思った。
だが、当時、胡蝶蘭は珍しく、いつもあるとは限らなかった。
それをダメモトで頼み込んだのだ。
たまたま、間に合って、
        私は真っ白な胡蝶蘭のブーケを持つことができた。
そして、そのブーケを受け取った友だちが一年後に結婚している。

さらに、新婚旅行の経由地のシンガポールで、
               たくさんの胡蝶蘭に出会うことになった。

そんな思い出を持った胡蝶蘭の〆の思い出は、夫の葬儀の時。
頼んだわけでもないのに、祭壇にたくさんの胡蝶蘭が飾ってあった。
私は挨拶の中で、
    思わず「思い出の胡蝶蘭に囲まれて・・・」と言っていた。
一年たって、一周忌を迎えた時、立派な胡蝶蘭が送られてきた。

それを飾りながら、
     私は“思い出の胡蝶蘭”と言ったけど、
        夫が好きだったわけではないので、複雑な思いがした。
夫が好きだったのは、
   実家の庭に咲いていた、チューリップや水仙や百日草など・・・
最後まで、私の我が儘に付き合わされて、
     豪華な胡蝶蘭に囲まれて、夫はどう思っているのだろう。
あちらで苦笑いしているかも・・・