いわき公園は広い。
広いだけでなく、高低差も大きい。
真ん中に、“森のわくわく橋”という橋がかかっていた。
その橋からは、大きな木も下に見ることができる。
今は、ウワミズザクラが満開だった。
他にも、たくさんの樹木が自然のままに残されていた。
今年、見損なったアオダモも満開だった。
キブシは花から実になろうとしていた。
公園を堪能して、次は勿来関跡に行こうと思った。
すると、標識に“塩屋埼灯台”とあるのが目に留まった。
お土産も買ってないし、
灯台なら何かあるだろうとハンドルを切った。
ナビが変な道を教えたのか、
元々こういう道なのか、車がすれちがえない道を通った。
すると、現れたのは土台だけが残った広い土地。
津波の痕だということが分かった。
胸がドキドキしてきた。
頭はクラクラしてきた。
何も考えずに灯台に行こうと思った自分が情けなかった。
ただ、戻るにもどう戻ったらいいのか分からない。
ナビは当てにならないけれど、当てにするしかなかった。
多分、小名浜港に近くなった辺りで、土産物屋さんが開いていた。
人っ子一人いない所から脱出できたような気分になった。
少しでも買い物をして、
お金を落としたいという気持ちがあって、これを数個買った。
何気なく選んだのだが、甘いもの好きの私には、超グー!
帰ってきてブログで、いわきの名物であることを知った。
帰り道では、運転しながら食べてきた。
私のような気持ちで行ったことが良いのかどうか分からない。
胸を締め付けられるような思いからは、
無意識で距離を取ろうとしてしまっていた。
今までやってきた復興支援の活動の意味が、
違ってくるのではないかという気がしている。


