昨晩はなんだか一睡もできず
ふと思い立って、散歩に出かけた。
パジャマの上からコートを
一枚羽織って出かけた。
実家の周辺は
飽きるほど歩いたはずだったけれど
朝4時の風景は
初めて体感するものだった。
春なのに風が冷たかった。
そして風に揺れる花々が
引き込まれるほど美しかった
空がまだ暗かったからだろうか
少し歩いた先にある
ながい ながい水路
鴨が泳いでいるかと思って近づくと
空き缶と菓子箱が浮いていた。
おっありがとうよ、と思った。
しかしポイ捨てはゆるせませんなぁ
誰かの家の庭に咲いたジャスミンが
つよい香りを放っていた。
公園についたので
少しだけブランコに乗ってみた。
小学校の頃
仲の良かったお友達と
駄菓子屋さんでかにぱんを買って
ブランコに乗り
そのかにぱんをちぎりながら
いろんな話をしたのだ。
近所の人が家から出てきたので
怪しい人だと通報されてもいけんので
そそくさと撤退した。
そんなこんなで
私は早朝さんぽを終え
そろりと家に戻って
少しだけ眠った。
このじかん、きっと
10年後も覚えてる
と、
そんなことを思った。
それだけはなぜか
確信がもてた。