パソコンなどのWEBカメラやスマホのカメラを使って、ハッカーに盗撮されることがあります。ここではハッカーによるスマホカメラの盗撮についてまとめてみましょう。

【ハッカーはスマホカメラやWEBカメラで人々を盗撮できる?】
パソコンやスマホのカメラがハッキングされた場合、ハッカーにカメラ機能を完全にコントロールされてしまうことがあります。その結果、ハッカーはデバイスのカメラを使って個人を盗撮したり、個人情報を検索したりします。

ハッカーがスマホなどのデバイス端末にアクセスできるようになると以下のような事ができます。
・カメラのオン/オフを切り替える
・カメラを通してのぞき見する
・カメラを使って勝手に写真を撮影する
・デバイスのマイクを使って盗聴する

最近のデバイスでは、カメラが作動している時にはランプやアイコンが表示されるので、どのアプリもカメラも使用していないにも関わらずランプがランダムに表示される場合は、何か問題がある可能性があるでしょう。

ハッカーがスマホなどのデバイスに侵入する場合には、一般的なのぞき見や盗撮、盗聴をする…というよりは、特定の情報を探している可能性があります。一般的にハッカーは大企業が保有している防犯カメラのデータを狙っており、実際に病院や倉庫、刑務所などに設置された15万台もの防犯カメラの記録にアクセスされた…という例もあります。

【個人でもハッカーに狙われることはある!】
企業の情報を探すためにハッキングされる場合が多いですが、個人がハッカーに狙われるケースも少なくありません。マルウェアやその他の悪意あるファイルを使用して、スマホやパソコンに保存されているパスワードや重要な情報、カメラにアクセスしてくるでしょう。サイバーセキュリティの手立ては、これらのファイルからパソコンやスマホを保護することが重要です。

【顔認証と生産性トラッカーは危険!】
大手のハッカー組織ではカメラを使って個人を追跡することがあります。多くの大学ではキャンパス内のカメラで学生や教職員を追跡する顔認証システムの採用を検討しており、このカメラを使って個人追跡されてしまうのです。

また新しい生産性追跡ツールにも注意が必要です。生産性追跡ツールは複雑ではなく、従業員のパソコン上の活動を追跡し、その従業員が活動していると思われる時間の割合を報告するものです。最近のハッカーは、従業員の注意力を監視するこのような生産性追跡ツールやWEBカメラなどに、侵略的な手法でハッキングしてきます。

大手企業の約60%は生産性追跡ソフトウェアを使用して従業員を管理していますが、そのほとんどがよりシンプルな追跡ソフトウェアを使用しているため、危険性が高いです。