今日は天孫降臨を系図から見てみます。
これは研究の成果物ではなく、
単純に記紀に書かれたとおりの系図ですので、
日本人なら知っていてあたり前田のクラッカーです。
まずは記紀にどのように書かれているか
しっかり押さえておく必要があります。
それでは10分で分かる天孫降臨ツアーに出発です。
<神の誕生>
まず古事記ではアメノミナカヌシ、タカミムスビ、
カミムスビという神が現れて身を隠すとあります。
<国土の誕生>
イザナギ、イザナミの2神が生まれ日本の国土や
自然を作られ、その後、イザナギとイザナミの追いかけっこなど
すったもんだの後、あのアマテラスとスサノオが生まれます。
<ヤマタノオロチと闘う>
荒ぶる神スサノオは悪さをしたことから、
父イザナギに怒られて天から出雲に左遷させられます。
そこでヤマタノオロチの生贄になっていたクシナダ姫を
オロチ退治で救います。スサノオは草薙の剣を手にいれた。
<出雲の国譲り>
天は地が荒れているので平定する必要があると考え、
アメノホシオミミを出雲に派遣するも失敗。
次にアメノホヒを派遣するも出雲に住み着いてしまう。
最後にタケミカヅチを派遣して出雲の王であるオオクニヌシに
国譲りを迫る。「ボクちん譲ります」とあっさり譲ってしまう。
<天孫降臨>
天より日向の地にニニギが降臨する。
海や山で遊んだ。
<神武東征(神武天皇紀)>
ニニギのひ孫イワレヒコが東に住みやすい地があり、
そこへ向けて出発することになる。
大和に入ると既にニギハヤヒという王がいた。
一度、ナガスネヒコ(ニギハヤヒの部下)に敗れるも、
二度目の戦闘であっけなくナガスネヒコが敗れて、
ニギハヤヒは神武に降伏して姿を消す。
日本書紀の神武天皇紀は次のように
締めくくられている。
饒速日命(ニギハヤヒ)は天の磐船に乗って
大空を飛び廻り、この国を見てお降りになったので、
名づけて「空見つやまとの国」という。
なぜ神武天皇紀なのに、
ニギハヤヒが大和と名づけたということで
締めくくっているのか!