私の妻は、かつては全く政治の話などせず、なんとなく選挙に行くようなタイプであった。

 

それが今となっては、どこの政党はこうだ、あの政党は頭がおかしい、などと熱弁している。

Xでは政治的発言をポストしまくっているようである。

 

人間とは変化するものだ。

 

私もかつてはスピにハマって妻を困らせていたので、お互い様ということである。

 

しかし、家でよその政党だの個人の悪口を連発するのは、元スピの私からすると波動が下がるという話である。

 

贔屓の政党を批判しようものなら大変なことになる。

四柱推命では、今の10年運は夫妻宮が相穿されて危険な状況なため、非常に気を遣う。

 

選挙当日。

 

テレビの選挙報道にかじり付く妻はしきりに「どこに入れた?」と聞いてくる。

 

面倒なので

 

「投票箱に入れた」

 

と答える私。

 

「ふざけるな!」 

 

まさに某政党の党首を彷彿とさせる一括が飛ぶ。

 

「〇〇党に入れた」と妻に忖度し、正しさとは何かと考えた。

 

テレビでもネットでも、選挙期間は特にそれぞれが自分の正しさをアピールしては言い争っている。

 

小林正観さんは、「戦争を起こす人が許せない。これは正しい怒りではないですか?」という人に、かつてこう答えた。

 

「あなたのその怒りこそ、戦争を起こすのではないですか?」

 

正しいと正しいが戦って戦争になる。

誰だって自分が正しいと思っていて、

心の中で選挙カーに乗って、自分の正しさを一生懸命証明しよう、伝えようと思って生きている。

 

けれど、「自分は正しくないかもしれない。」そう思うと謙虚な気持ちになってくる。

 

かつて、泥酔して公園で全裸になった芸能人がいた。

 

「裸で何が悪い!」という名言を残したわけだが、

 

「裸で何が悪い!」という正しさと、当時の世論の「裸は悪い」の正しさがぶつかった。

 

裸でもいいじゃない、人間だもの、くらいの穏やかさが必要なのかもしれない。(法的にはいけないのかもだけれど)

芸能人も、裸の正しさを主張せず、「パンツくらい履くべきかな」と思った方が良かったのかもわからない。

 

猛暑で頭がおかしいので、裸で散歩してこようとか思う。