世界の中心でアイを叫んだけもの | 風の向くまま気の向くまま

風の向くまま気の向くまま

"天国"なんてのは貪欲な人間の欲望だ。
"地獄"なんてのは無力な人間の僻み妬みの妄想だ。
"天国"に勝る幸せも
"地獄"に勝る苦しみも…
全てはこの世の中にある。by大和屋 鈴

本文は基本的に『ひとりごと』ですので、あしからず。

[2021.1/18追記編集版]
2015.10/8

『Best of History』を聴きながら「だから、生きる。」を読んでみた
ファンを名乗れるほどの熱量もないけどD.N.A2とオーフェンのおかげで思い出に残っているシャ乱Qは自分のようなオタクにとってはアニソンのお兄さん達という間違った認識
モー娘。とかが思春期、青春だった人達にはプロデューサーの認識だろうし...
なんにせよどんなカタチでも長い間活躍してるって凄いよなぁ
声をすてて声をなくしたけどあなたの歌はこれからも残っていきますよ
唄えなくなっても作詞1500,作曲1700曲を越える作品があるから死ぬまで生きていくのに困らないお金が入ってくるし...なんて事を一瞬でも思った自分の浅はかさというか人としてのレベルの低さににガッカリだわ
(´・ω・`)
それでも生きてる
全然関係ないけどエヴァ20周年記念
スピリチュアルとかヒーラーとか呼ばれる方達が言ってることはすべてエヴァが20年前(奈良県民だったので再放送だから多分18年前ぐらい?)に教えてくれました
ホントに素晴らしい作品です
この先も一生残っていくでしょう
...
...(´・ω・`)?
つんく♂さんの話どこいった???
初めて観たときは小学生だったのに、あと2ヶ月で30の♂。。(〃_ _)σ∥

つんく♂さんの著書を読んで生きることを考えたら思春期の頃にエヴァから学んだなぁと思って書いたんだけどφ(..)
そこから月日が流れまして…
本来なら終わってたはずのシン・エヴァ劇場版は公開延期に…
エヴァは難しいとステレオタイプの人というか定型文?枕詞のようにとりあえず難解な物語のエヴァみたいな扱い
エヴァって何?
使徒って何?
人類補完計画って何?
とかとかとか…
旧エヴァに関して押さえておくポイントはインナーチャイルドを癒し、嫌いな自分を認め受け入れ、自分を認めることで初めて他人を好きになることができる
人と繋がることができるっていうすごく単純な話

当時は解体新書とか関連書籍は片っ端から手を出したけど…そこまで自身から勝手に難しくする必要は全くなくサクッと楽しめる作品です
そりゃあこんな扱いにもなる…1年がかりで頂いた誕生日プレゼントなんだから少しぐらい大切にしろ
↑コレを使ってテレビ版最終話を文字起こししたものが長々と続きます
シンジ君にとってのエヴァは
あなたにとって自分の存在意義だと思い込んでいるモノだと思えばシンジ君と一緒に補完されるはず



時に西暦2016年 人々の失われたモノ すなわち、心の補完は続いていた
だが、その全てを記すにはあまりにも時間が足りない 
よって今は、碇シンジという名の少年 彼の心の補完について語ることにする 

CASE 3 恐怖 
アスカ
「自分がいなくなる事」
シンジ
「でもこんな自分なら いなくても良いと思う」
レイ
「どうして」
アスカ
「だって私はいらない人間だもの」 
シンジ
「やっぱり僕はいらない子供なんだ!僕の事なんかどうでも良いんだ!」 
ミサト
「どうでも良いと思う事で逃げてるでしょ?
失敗するのが怖いんでしょ?
人から嫌われるのが怖いんでしょ?
弱い自分を見るのが怖いんでしょ?」 
シンジ
「そんなの、ミサトさんも同じじゃ無いか!」 
ミサト
「そうよ私達は皆同じなのよ」
リツコ
「心がどこか欠けているの」 
アスカ
「それが怖いの」
レイ
「不安なの」
ミサト
「だから今、一つになろうとしている」 
アスカ
「お互いに埋め合おうとしている」
レイ
「それが、補完計画。」 
冬月
「人は群れていなければ生きられない」
ゲンドウ
「人は一人では生きていけない」 
リツコ
「自分は一人しかいないのに」
加持
「だからつらいんだな」
アスカ
「だから寂しいのよ」
ミサト
「だから心を、体を重ねたいの」
レイ
「一つになりたいのね」 
冬月
「人はもろく弱いもので出来ている」
リツコ
「心も体ももろくて弱いもので 出来ている」
ゲンドウ
「だから、お互いに補完し合わなければならない。」 

何故? 

ゲンドウ
「そうしなければ生きていけないからだ」 

本当に? 

レイ
「何故生きてるの?」 

わからない 

アスカ
「それを知りたくて生きてるのかな」

レイ
「誰の為に生きてるの?」

アスカ
「もちろん私の為よ」 
シンジ
「多分、自分の為に」 

本当に? 

レイ
「生きていて嬉しい?」 
シンジ
「分からない」
レイ
「生きていて嬉しい?」
アスカ
「嬉しいに決まってるわよ!」
レイ
「生きていて嬉しい?」
ミサト
「楽しい事しかしたくないの」
 加持
「寂しいのは嫌いかい?」
シンジ
「好きじゃないです」
加持
「ツライのは嫌いかい?」
ミサト
「好きじゃ無いわ」
加持
「だから逃げるのか?」
ミサト
「そうよ嫌な事から逃げて何が悪いってのよ!」
シンジ
「逃げちゃダメだ」
レイ
「どうして逃げてはいけないの?」
シンジ
「逃げたらツライんだ」
レイ
「ツラい事から逃げ出したのに?」 
シンジ
「ツラかったんだよ」
アスカ
「ツラい事が分かってるならそれでいいじゃん」 
ミサト
「そう、ツラかったら逃げても良いのよ?」
レイ
「本当に嫌だったら逃げ出しても良いのよ?」 
シンジ
「でも嫌だ!逃げるのはもう嫌なんだよ!そう、逃げちゃダメなんだ」
ミサト
「それはただ逃げ出した方がもっとツラいと感じているからよ」 
アスカ
「逃げ出したツラさを知ったから」
レイ
「だから逃げるのが嫌なのね?」 
シンジ
「だって逃げ出したら誰も相手にしてくれないんだ...僕を捨てないで、お願いだから僕を捨てないで」

リツコ
「人の言う事にはおとなしく従う、それがあの子の処世術じゃないの」

シンジ
「そうだよ、そうしないとまた捨てられちゃうんだ」
アスカ
「自分が傷付くのが怖いんでしょ?」
ミサト
「そう思い込んでるだけでしょ?」
ケンスケ
「傷ついてるのはシンジ一人 だけじゃないのに」
トウジ
「難儀なんはお前一人やないで」
ヒカリ
「そう考えると楽だからそう思ってるだけね」
シンジ
「うるさい!そんなの関係ないよ僕の事なんかどうでも良いんだ」 
ミサト
「そうやってすぐ自分の価値を放り出す」
レイ
「私には何も無いもの」 
アスカ
「まーた価値が無いんだと思い込む!」
ミサト
「そう思って何もしなければ傷付く事もないものね」
アスカ
「人に誉められる事で自分を維持しているのよ!」 
シンジ
「誰も僕を受け入れてくれないんだ」
ミサト
「そう思い込んでいるだけでしょう?」 
シンジ
「だから僕はエヴァに乗らなけきゃいけない」
ミサト
「自分には最初から価値が無いと思い込んでるだけなのに」
シンジ
「そうしなきゃいけないんだ!」
ケンスケ
「そんな事ないさ」 
トウジ
「そう思い込んどるだけやで、きっと」
シンジ
「違う 僕に価値は無い、誇れる物が無い」 
アスカ
「だからエヴァに乗ってる!」
シンジ
「エヴァに乗る事で僕は僕でいられる」 
アスカ
「エヴァに乗る事で私は私でいられる」
シンジ
「エヴァに乗る前の僕には何も無かった 僕はエヴァに乗っているからここにいられる」
アスカ
「他には何も無いもの」
レイ
「他には何も無いもの」
シンジ
「僕には何も無い、何も無いんだ」 

生きる価値が

シンジ
「僕には無い」 

...だから 

シンジ
「僕は僕が嫌いなんだ」 
アスカ
「あんたなんか嫌い嫌い大っ嫌い」
トウジ
「お前なんか大っ嫌いや」 
ケンスケ
「僕は嫌いだな、君の事が」
ヒカリ
「ごめんなさい、あなたの事嫌いなの」
リツコ
「嫌いね」
日向
「嫌いですね」
青葉
「嫌いだよ」
マヤ
「嫌いですあなたの事」 
加持
「嫌いだな君の事が」
ミサト
「大っ嫌い」
シンジ
「ほら、皆そう思ってる。 きっとそう思ってるんだ」
レイ
「そう思い込んでるだけでしょ」
シンジ
「違う!だって 僕は僕が嫌いだもの」
レイ
「だから皆もそうだと思い込んでる」
アスカ
「きらい!キライ! 大っきらい!」
シンジ
「でも誉めてくれるんだ、エヴァに乗ると誉めてくれるんだ」 

だからうれしい 

シンジ
「人に誉められたんだ」 

でもうれしくない 

レイ
「どちらが本当の気持ちなの?」
シンジ
「分からない、いやどっちも本当の気持ちだ」 
ミサト
「だからエヴァに乗るのね」
シンジ
「今の僕にはエヴァしかないから」
レイ
「そうしないと自分が保てないのね」
ミサト
「確かにエヴァ初号機はあなたの心の一部だわ」 
リツコ
「けどエヴァにすがっているとエヴァそのものがあなた自身になってしまう」 
加持
「エヴァそのものが君の全てになってしまう」
ミサト
「本当のあなた自身がどこにも 居なくなってしまうのよ」
シンジ
「いいんだ!もともと僕には何も無かったんだ、習っていたチェロだって何にもならなかったんだ」
アスカ
「自分から何もしなかっただけじゃないの」 
シンジ
「でも今はエヴァに乗れるんだ」
アスカ
「で、その内エヴァが無ければ何も出来なくなるのよ私みたいに。」 

何故、エヴァに乗るのか? 

シンジ
「それが僕の全てだから」

~最終話 世界の中心でアイを叫んだけもの~ 
NEONGENESIS EVANGELION FINALE:Take care of yourself

シンジ
「雨、憂鬱な雨、僕の気分みたいだ、好きじゃない」 
レイ
「夕日、消えて行く命、私の願い、好きじゃない」 
アスカ
「朝、今日の始まり、嫌な1日の始まり、好きじゃない」 
シンジ
「青い空、暖かい物、慣れない物、怖い物、いらない物、好きじゃない」 
アスカ
「皆、皆大っ嫌い!」
ミサト
「何を願うの?」 

不安が恐い?
 
アスカ
「何が欲しいの?」 

安らぎが欲しい? 

レイ
「何を求めているの?」 

嫌わないで! 

アスカ
「私を嫌わないで!」 

シンジ
「怖いものは」 

拒絶 

レイ
「欲しい物は」 

接触と承認 

シンジ
「側に居ても良いの?」
レイ
「ここに居ても良いの?」
アスカ
「私の事、好き?」 

おかあさんのこと、好き? 

子供アスカ
「ママの所に行きたいの?」
アスカ
「行きたくない」 
子供シンジ
「父さんの所へ行かないの?」
シンジ
「行きたくない」
子供レイ
「どうして?」 

怖いから 

子供シンジ
「嫌われてしまうかも知れないから」
子供アスカ
「私が消えてしまうかも知れないから」 

だから? 

ミサト
「何を願うの?」 

不安の解消 

レイ
「何を求めるの?」 

寂しさの解消 

ユイ
「幸せではないのね?」
シンジ
「その前に欲しいんだ、僕に価値が欲しいんだ 誰も僕を捨てない、大事にしてくれるだけの」 

価値が欲しい 

ユイ
「それはあなた自身で認めるしかないわね。自分の価値を」 

だからエヴァに乗っている 

シンジ
「僕には価値が無い」 
アスカ
「生きていく価値が無い」
レイ達
「ではあなたは何?」
シンジ
「僕って何?僕って何なんだ!?」 

(マーカー風の絵になる)

シンジ
「これは..僕だ、僕を他人に見せている形。僕という記号 これ(子供)も、これ(落書き)も、これ(碇シンジ)も!皆僕を表す物にすぎない
僕を他人に認識させている物にすぎない、じゃあ僕って何だ?」 

どこにいるんだ?
 
シンジ
「これはホントの僕?偽りの僕?」
レイ
「あなたはあなた、ただあなた自身の境目が有るの」
シンジ
「そうだ僕の服、僕の靴、僕の部屋、それらは僕の一部」 
レイ
「あなたの意識でつながっている物」
シンジ
「僕と感じているものが僕、僕は僕自身でしかないのか。でも僕は分からない僕はどこにいるんだ、僕って何なんだ僕って何なんだ!」 

だから心の閉塞を、願う 

シンジ
「誰も僕の事なんて分かってくれないんだ」 
アスカ
「あんたバカ?誰もあんたの事なんて分かんないわ」
ミサト
「あなたの事を労り 理解出来るのはあなた自身しかいないのよ」
レイ
「だから自分自身を大事にしなさい」 
シンジ
「そんな事言ったって自分が無いんだ!分からないんだ!大事に出来る訳ないよ」 

不安なのよ 

レイ
「やはり不安なのよ」
ミサト
「今のあなた」
アスカ
「今のあなたの周りの人々」
レイ
「今のあなたを取り巻く環境」
ミサト
「どれもずっと永遠に続く物ではないわ」 
アスカ
「あなたの時間は常に流れ」
レイ
「あなたの世界は変化の連続で出来ている。何よりもあなたの心次第でいつでも変わる物なのよ」 
シンジ
「これは?何も無い世界、誰もいない世界」 
子供シンジ
「自由の世界」
シンジ
「自由?」
子供シンジ
「何者にも束縛されない自由の世界だよ」 
シンジ
「これが自由?」
子供シンジ
「そう自由の世界」
レイ
「その代わりに何も無い」 
シンジ
「僕が考えない限り」
ミサト
「そうあなたが考えない限り」
シンジ
「そんな、どうしたら良いのか分かんないよ」
レイ
「不安なのね」
アスカ
「自分のイメージが無いのね」
子供シンジ
「漠然としすぎてる」
ミサト
「何もつかめない世界」 

それが自由 

加持
「君の好きにして良い世界」
ミサト
「でもあなたは不安なのね」
冬月
「どうしたら良いか分からないのかね」
シンジ
「どうしたらいいんですか?」
ゲンドウ
「不自由をやろう」(足下に線をひく) 
アスカ
「ほらこれで天地が出来たわ」
レイ
「これで自由が1つ消えた」
ミサト
「あなたは地に立たなければならない」
加持
「だが君は安心する」
日向
「自分の心が少し楽になったから」 
青葉
「そして歩いている」
マヤ
「それはあなたの意志」
シンジ
「これは僕の意志?」 
リツコ
「世界に地が存在するのはあなたと周りの世界」
トウジ
「せやけどお前は自由に動けるんや」
ケンスケ
「その気になれば世界の位置を変える事も出来るさ」
ヒカリ
「そして世界の位置も常に同じ所に無いのよ」
加持
「時の流れと共に変わっていくものさ」 
冬月
「君自身も変わる事が出来る」
ゲンドウ
「お前を形どっているのはお前自身の心とその周りの世界だからな」
リツコ
「だってこれはあなたの世界ですもの」
ミサト
「あなたがとらえている現実の形なのよ」 

それが現実 

シンジ
「これは何も無い空間、何も無い世界、僕の他には何も無い世界、僕は良くわからなくなっていく、自分が無くなっていく感じ、僕という存在が無くなっていく」 

何故? 

ユイ
「ここにはあなたしかいないからよ」
シンジ
「僕しかいないから?」 
ユイ
「自分以外の存在が無いとあなたは自分の形がわからなくなる」
シンジ
「自分の形」 

自分のイメージ? 

ミサト
「そう他の形を見る事で自分の形を知っている」
アスカ
「他の人との壁を見る事で自分の形をイメージしている」
レイ
「あなたは他の人がいないと自分が見えないの」 
シンジ
「他の人が居るから自分が居られるんじゃないか。一人はどこまでいっても一人じゃないか、世界は皆僕だけだ」
ミサト
「他人との違いを認識する事で自分を形どっているの」 
レイ
「1番最初の他人は母親」
アスカ
「母親はあなたとは違う人間なのよ」
シンジ
「そう 僕は僕だ。ただ他の人達が僕の心の形を作っているのも確かなんだ」
ミサト
「そうよ、碇シンジ君」
アスカ
「やっと分かったの!?」

~もう1つの可能性、アニメパート~ 

アスカ
「バカシンジ!」
シンジ
「!?」
アスカ
「よおやくお目覚めね、馬鹿シンジ」 
シンジ
「なんだアスカか」
アスカ
「何だとは何よ!こうして毎朝遅刻しないように起こしに来てやってるのに!それが幼馴染みに捧げる感謝の言葉?」 
シンジ
「うんありがとう、だからもう少し寝かせて」
アスカ
「何甘えてんの!もー! 
さっさと起きなさいよ!!」(布団をはがす)
アスカ
「キャー!エッチ!バカ!ヘンタイ!信じらんない!」 
シンジ
「仕方無いだろ、朝なんだから!」

ユイ
「シンジったらせっかくアスカちゃんが迎えに来てくれてるのに 
しょうがない子ね。」
ゲンドウ
「ああ」
ユイ
「あなたも新聞ばかり読んでないでさっさと支度して下さい」
ゲンドウ
「ああ」
ユイ
「もう..いい年してシンジと変わんないんだから」 
ゲンドウ
「君の支度は良いのか」
ユイ
「はい、いつでも。もう会議に遅れて冬月先生にお小言言われるの私なんですよ」
ゲンドウ
「君はモテるからな」
ユイ
「バカ言って無いでさっさと着替えて下さい」
ゲンドウ
「ああ、分かってるよユイ」

アスカ
「ほらさっさとしなさいよ!」
シンジ
「うん分かってるよ、ホントうるさいんだからアスカは」
アスカ
「何ですって!」
(たたく音) 
アスカ
「じゃ おばさま、行って来ます!」 
シンジ
「行ってきます..」
ユイ
「はーい行ってらっしゃい!ほらもうあなた!いつまで読んでるんですか!」
ゲンドウ
「ああ、分かってるよユイ」 

(通学路)

シンジ
「今日も転校生が来るんだってね」
アスカ
「まあねここも来年は遷都されて新しい首都になるんですもの、どんどん人は増えていくわよ」
シンジ
「そうだね、どんな娘かな 可愛い娘だったら良いなあ」
アスカ
「むー」
レイ
「あー遅刻遅刻!初日から遅刻じゃかなりヤバイってカンジだよねー!ああ!」 
(シンジとぶつかる)
レイ
「あっ!(スカートをかくす)ごめんね、マジで急いでたんだ、ホントゴメンネ!」
シンジ
「はあ」
アスカ
「むう~」

(学校)

トウジ
「何い!で見たんかその女のパンツ!」
シンジ
「別に見たって訳じゃ..チラっとだけ」
トウジ
「くう~朝っぱらから運のええやっちゃなあ!いてててて」 
(委員長、トウジの耳を引っ張る)
トウジ
「いきなり何すんのや委員長!」 
ヒカリ
「鈴原こそ朝っぱらから何バカな事言ってんのよ!ホラさっさと花瓶のお水変えて来て!週番でしょ」
トウジ
「ホンマうるさいやっちゃな」
ヒカリ
「何ですって!」 
シンジ
「尻にしかれるタイプだな、トウジって」
アスカ
「あんたもでしょ」 
シンジ
「何で僕が尻にしかれるタイプなんだよ!」
アスカ
「何よ本当の事言ったまでじゃないの」 
シンジ
「どーしてだよ」
アスカ
「見たまんまじゃなーい」
シンジ
「アスカがいつもそうやって ポンポンポンポン」
アスカ
「何ようるさいわねバカシンジ」 
ケンスケ
「いや~平和だねえ」
 
(ミサトの車が来る)

トウジ
「おお!ミサトセンセや!おおお!やっぱええなあミサトセンセは」 

(ミサト、ピース。それにピースを返す男子3人)

(教室)

アスカとヒカリ
「何よ3バカトリオが!馬鹿みたい」 
ヒカリ
「起立!礼!着席!」
ミサト
「よろこべっ男子!今日は噂の転校生を紹介するーっ」 
レイ
「綾波レイです、よろしく」

(以降マーカー塗りになる) 

シンジ
「ああー!」
レイ
「ああ!あんた今朝のパンツのぞき魔!」 
アスカ
「ちょっと言い掛かりはやめてよ!あんたがシンジに勝手に見せたんじゃない」 
レイ
「あんたこそ何?すぐにこの子かばっちゃってさ、何デキてるわけふたりー!」 
アスカ
「た、ただの幼馴染みよ、うっさいわねえ」
ヒカリ
「ちょっと授業中よ!静かにして下さい」 
ミサト
「あら、楽しそうじゃない、私も興味有るわー、続けてちょうだい!」

(台本になる)
 
~心に戻る~ 

シンジ
「そうだ、これも一つの世界、僕の中の可能性。今の僕が僕そのものではない、色々な僕自身が有りえるんだ。そうだエヴァのパイロットでない僕も有りえるんだ」 
ミサト
「そう思えばこの現実世界も決して悪いものではないわ」 
シンジ
「現実世界は悪くないかもしれない、でも自分は嫌いだ」 
日向
「現実を悪く、嫌だと捉えているのは君の心だ」
青葉
「現実を真実に置き換えている君の心さ」
マヤ
「現実を見る角度、置き換える場所、これらが少し違うだけで心の中は大きく変わるわ」
加持
「真実は人の数だけ存在する」
ケンスケ
「だが君の真実は1つだ 狭量な世界観で作られ、自分を守る為に変更された情報、歪められた真実さ」
トウジ
「まぁ人、一人が持てる世界観なんてちっぽけなもんや」
ヒカリ
「だけど人はその小さな、ものさしでないと物事を計れないわ」
アスカ
「与えられた他人の真実でしか物事を見ようとしない」 
ミサト
「晴れの日は気分良く」
レイ
「雨の日は憂鬱」
アスカ
「と教えられたらそう思い込んでしまう」
リツコ
「雨の日だって楽しい事はあるのに」
冬月
「受け取り方一つで別の物になってしまう脆弱な物だ、人の中の真実とはな」
加持
「人間の真実なんてその程度の物さ。だからこそより深い真実を知りたくなるがね」
ゲンドウ
「ただお前は人に好かれる事に慣れてないだけだ」 
ミサト
「だからそうやって人の顔色ばかりうかがう必要なんてないのよ」 
シンジ
「でも皆、僕が嫌いじゃないのかなあ?」
アスカ
「あんた馬鹿?あんたが一人で そう思い込んでるだけじゃないの!」
シンジ
「でも僕は僕が嫌いなんだ。」
レイ
「自分が嫌いな人は他人を好きに、信頼するようになれないわ」
シンジ
「僕は卑怯で臆病でずるくて弱虫で」
ミサト
「自分が分かれば優しく出来るでしょう?」
シンジ
「僕は僕が嫌いだ。でも好きになれるかもしれない。僕はここにいてもいいのかも知れない。そうだ 
僕は僕でしかない。僕は僕だ。僕でいたい。僕はここにいたい!僕はここにいてもいいんだ!」 

(ひらけた場所)
 
ミサト
「おめでとう」
アスカ
「おめでとう」
レイ
「おめでとう」
リツコ
「おめでとう」 
加持
「おめでとう」
ヒカリ
「おめでとう」
ケンスケ
「めでたいな」
トウジ
「おめでとさん」 
ペンペン
「クエッ」
日向
「おめでとう」
青葉
「おめでとう」
マヤ
「おめでとう」 
冬月
「おめでとう」
ユイとゲンドウ
「おめでとう」 

シンジ
「ありがとう」

父に、ありがとう 母に、さようなら そして、全ての子供達に おめでとう



ええ話や
余裕で脳内再生できる
最後にエヴァ最大の謎と言っても過言ではない
ミサト(CV.三石琴乃)さんはなぜエヴァのことをエヴァーと言うのか問題は『スターラジオーシャンアナムネシス』内で解決済み
Qが公開された頃に中村悠一さんが三石琴乃さんと同じ現場だったので本人に直接聞いた返答が

「エヴァって伝わりにくくない?エヴァーじゃないと…えっ?違う???」

っていうまさかの三石さんの個人的な問題だったっていう2人の会話を聞いていた中井和哉さんが

「あぁそれで三石さんだけティファのことティファーって言ってたんですか
監督からの指示かなんかだと思ってました」

『機動新世紀ガンダムX』(96年放送)
20年以上の謎が解明されたのでした

後日談で三石さんが何かの収録の時にエヴァーではなくエヴァと言ってみたがスタッフからミサトさんはそうじゃないですよね?ミサトさんはエヴァーですよね?と言われてしまったというオチ
エヴァのおかげで考察とかどうでもいいっていうスタンスになったな

1/23 17:22追記)

緒方恵美さんが #幻の公開日 としてTwitterに載せていた…
公開予定日は23日だったのね…
そうかそうか…
相変わらず、なんにも知らないままに書きなぐる悪癖