週刊誌FRIDAY(フライデー)の最新号9月13日号を駅の売店で購入した。フライデーは1984年創刊、芸能人や政界人、スポーツ選手やアナウンサーのスキャンダルやゴシップなど、だれでも「フライデーされる」標的になる雑誌、発行部数40万部以上、もちろん週刊誌日本一。新聞と電車のつり広告しか見たことがなく、私にとって購入初体験。その雑誌に肺がんの記事が載っているという。
宇多田ヒカル×藤圭子「悲しい25年」、という見出しにフムフム、
山本梓撮り下ろしビキニ☆中村静香Fカップ撮、ムムっ?
青山学院アイドル川奈栞初脱ぎ無毛ヌード、ジェジェ?
山口組、汚染水漏れ、愛子さま、などこの種の常連キーワードが続き
「半沢直樹」大ヒットさせた福沢諭吉子孫のど迫力、はちょっと読みたい.。
早速地下鉄に座ってページをめくる。宇多田ページはまだしも、めくっても、めくってもヌード、ヌード。周りの視線が気になって指があせってうまくめくれない、広告ページもたじたじ、おろおろ。
ようやく76頁に記事発見、「肺がんの名医登場」。「胸腔鏡+肉眼」肺がんを“三つの目”で切る革命技術、肺がん手術の名手、広島大学病院の岡田守人先生の記事だ。ハイブリット・バッツという手法のエキスパートとしての紹介である。いかに創を小さくしながら肺機能を最大限大きくする、患者にとって夢のような手術。岡田先生は2000例以上をされてきたという。まさに「最新治療の名医」にふさわしい。
岡田先生、ASCAが編集させていただいている(まじめな)冊子の重要な編集委員のお一人だ。医師としてだけでなく、アイデアやお人柄、ルックスも素晴らしい。その上、期日を守らない医師が多い中、お忙しいであろうにいつも仕事に遅れることがない。だからこそ皆大ファンで、前身の冊子から引き続き編集委員をお願いしている。
岡田先生がフライデーに載っているとうわさを聞いたものだから、まさか、まさか、と記事を見るまでドキドキした(汗)。
先生も承諾を躊躇されたとか。私は賛成。私たちの冊子は5千部しか出回らないけどこの雑誌は40万人が読む。医療について興味のなかった人が知るチャンスでもある。知らないからゆえに助からなかったかもしれない人たちが、この雑誌の情報で手術を決意するかもしれない。承諾された先生の勇気に感服する。
ヌードも岡田先生も人を救う?
大衆紙を侮ることなかれ、ぜひこの際に読んでみては。