母校のオープンスクールに行く機会があった。私の通った小学校は兵庫県北部山間にある奈佐小学校、各学年一クラスしかない。40数年前に立たされた廊下や当時のままの机も懐かしい。
今は甥の子供たちが通っている。巷では学校が荒れている、という声もよく聞くが果たしてどうなのか。
小さな学校なので親も先生も皆顔なじみ。オープンスクールという名の下の授業参観日、母親ではない私の存在を誰も気にもかけないし、皆が明るく挨拶してくれる。私の甥の子供たちは1年と3年生、私の存在に驚きながらも、教室で明るく歌ったり、手をあげたりひたすら元気だ。先生も気苦労が絶えないだろうが全身で子供たちと取り組んでいる様子はプロそのもの。
小学校1年の教室の黒板の上には、
「あかるく、仲よく、元気よく」と。
そして、
「話題そって話し合おう」とも。これはなかなか高度、その下を読むと
「きく力
1. あいてのかおを見て話そう
2. あいての話をさいごまで聞こう」
3. あいての話をうなずきながら聞こう
はなす力
1. たずねたいことがあればしつもんしよう
2. 知らせたいことがあれば進んで話そう
3. はっきりした声でさいごまで話そう」
ちなみに3年生の教室には「元気、笑顔、チャレンジ」
って。どこかで見たような標語だ。
この小学校では子供のころから「聞くこと」「話すこと」をしっかり教えてもらえているから頼もしい。
少なくともこの学校は荒れていない。
この学校の小さな元気が日本を変えてくれるかもしれない?