前回、月次決算はスピードが大事だといいました。

 

大体翌月5日~10日完成です。

ただ、これだけでは駄目です。

 

 

資金繰りが悪い会社に良くあるケースとして、

「社長が月次試算表を見ていない」

こういうのがあります。

 

 

当然、見ないと作った意味がありません。

月次決算は法律で決められた決算でありません。

 

前回もいいましたが、
作成目的は、「経営管理目的」です。

 

これらは、社長が「月次試算表」を経営に役立てるために作るのです。

 

 

ただ、見ない理由を社長にお聞きすると、

 

①頭でわかっているので見る気がしない。

②見方がわからない。

③売上だけ見ている。

④損益計算書(P/L)は大体わかるが、貸借対照表(B/S)は全然わからん。

⑤自分の思っている数値と違う。

 

など、いろんな理由が出て来ます。

 

全体を通していうと、

①数字の見方がわからない

②数字の実感がない

 

この2つの理由に集約されるではないでしょうか?

 

じゃあ、どうすれば良いのでしょうか?

 

 

①は、数字の見方を勉強する必要があります。

これは勉強しないと、どうしようもありません。

 

②は、実際の数字だけを見ている比較するものがないので、
これを解決するには「予算」をつくることです。

 

年間予算を作り、これを12等分にして、月間予算を作ります。

そして、実績を集計し、予算と対比することによって、その差額が出た理由を
検討します。

 

これで、実感がわきます。

 

予算は、自分が思った数字ですから、心がこもっています。

 

これに、現実をつきつけるのです。

 

で、未達成度合いを把握して、次に2つの事を考えます。
 

①原因・理由

②達成するために必要な行動

 

 

このことを毎月考えることによって

月次決算は、「経営管理目的」にかなうのです。

 

まずは、「決算書の読み方」を学ぶことですね。

 

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資金繰りが悪い会社に多くあるケースとして、

月次決算がちゃんと出来ていない会社があります。

 

月次決算とは、毎月締めて、月次で決算をするという事です。

 

決算は年に一度ですが、こちらは年次決算といいまして、

これは法律で決まっております。

 

基本的に決算日以後3か月以内に株主総会を開催しなければなりませんし、
決算日後2か月以内に税務申告をしなければならないからです。

 

このように年次決算は、会社法・税法でしなければならないと決まっております。

 

これに対して月次決算は法律で義務づけられている訳ではなく、
するかしないかは会社の自由です。

 

 

では一体何のためにするのでしょうか?
これは「経営管理目的」です。


一度自社の数字を見るとなると、あまりにも数字が古過ぎます。

1年前の数字を見て、今更何の対策をとれるのでしょうか?

 

何もできませんね。
 

ですから、これを毎月自社の数字を見る事よって、

タイムリーな情報となって、速やかな対策が打てる訳です。

 

 

その意味で、月次決算はどの会社もしなければなりません。

しかも、その数字がタイムリーに出なければなりません。

 

 

じゃあ、どの程度か?という事ですが、翌月5日~10日までです。

よっぽど遅くて、翌月15日です。

 

銀行は、翌月15日までの試算表を要求してきます。

 

それが出てないとすると、この会社は経理がうまく行っていないと判断されます。

 

これは何を意味するのか?といいますと、

「経理が上手く行っていない=経営が上手く行っていない」

 

こう判断される訳です。

これも融資の際の判断材料になります。

 

だから、月次決算は早くしなければなりません。

 

ところが、会計事務所に記帳まで依頼していると、

月次決算は1か月~3か月遅れます。

 

ひどいところになると、6か月~1年遅れのところもあります。

 

こうなるともう、もう月次決算ではなくて、年次決算の処理をやっているに
過ぎないという事になってしまいます。

 

記帳を外注すると、どうしてもこうなってしまいます。

 

ですから経理は、
「自計化」=自社で経理入力をする

 

これが必要になってきます。

 

自計化すれば、月次決算が翌月5日~10日出来上がりが可能になるのです。

 

そしてこうなると、月次決算の目的である経営管理目的に適ってくるのです。

 

中小企業jの経理は、「自計化による、翌月5日出来上がりの月次決算」

これが理想ですね。

 

 

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B/S とP/Lの説明の後で、

3つ目の決算書である、キャッシュフロー計算書(C/F)

について説明しておきます。

 

 

 

 

キャッシュフロー計算書(C/F)は、一言でいうと、名前の通り、

「会社のお金の流れを表す計算書」です。

 

もう少し詳しくいいますと、会社に、

 

①どのようにお金が入って、

②どのようにお金が出て行ったか?

 

を表す表なのです。

 

貸借対照表(B/S)では、期末時点での現金預金の額が表示されますが、

キャッシュフロー計算書(C/F)では、その額に至るまでの根拠である、

 

①お金の入りと、
②お金の出
 

が表わされるのです。

 

では、同じく、お金の入りと出を表す表である、

「資金繰り表」とどう違うの?
という疑問が出てくるかと思いますが、

 

キャッシュフロー計算書(C/F)の特徴は、

お金の出入りの動きを会社の「活動」ごとに表す点にあるのです。

 

つまり、会社の活動を

 

「営業活動」 

「投資活動」

「財務活動」

 

の3つに区分して、その活動ごとにお金の動きを明らかにするのが、

キャッシュフロー計算書(C/F)の特徴なんです。

 

これによって何がわかるのか?

 

会社の営業活動で稼いだお金(営業キャッシュフロー)が、

会社の成長に必要な投資するお金(投資キャッシュフロー)
どれだけ賄われいるのかと、いうことがわかるのです。

 

 

ここがポイントです!

 

 

例を挙げて説明しますと、

会社の営業活動で稼いだお金が100万円あるとします。

それに対して設備に80万円投資したとします。

 

100万円-80万円=20万円

20万円が会社に残ります。

 

この状態では、営業活動で賄われたお金(営業キャッシュフロー)100万円で、
投資活動に必要なお金(投資キャシュフロー)80万円が全て賄われて、
さらに20万円残っているということになって、これは正常な状態を表します。

 

ちなみに、この20万円のことを(フリーキャッシュフロー)といって、

「会社が自由に使えるお金」を表します。

 

ところが、2つ目の例として、

営業キャッシュフローが100万円であるのに対して、投資キャシュフロー

が150万円出たとします、50万円不足しますので、不足するお金を調達する
必要があります。

 

そこで出てくるのが、お金を幾ら調達(返済)したのか?
を表す財務活動の結果、調達(返済)したお金が(財務キャッシュフロー)なのです。

 

例えばこれで銀行から60万円調達できました。

 

となると、-50万円+60万円=+10万円ですね。

 

これはどう読むかというと、

「会社は今期、設備投資に150万円投資しました。

その内、営業キャッシュフローでは100万円しか出なかったので

マイナス50万となり資金が不足したので、銀行から60万円調達しました。

その結果として10万円残りました。」

 

このように読むことができます。

 

このようにキャシュフロー計算書は「企業活動における

活動区分別にお金の出入りを追うことが出来る表」であり、

これは『正常な企業活動が出来ているかを示す意味で」

 

とても重要な表なのです。

 

何故なら、今日、活動においてはもちろん「利益」はとても大事です。

しかし利益以上に、「キャッシュフロー」がもっと大事なのです。

 

キャッシュフロー計算書はその動きを追う事が出来る唯一の表

であるので、とても重要な表だといえるのです。

 

 

いかがですか?

キャッシュフロー計算書(C/F)ですが、

ざっくりとわかりましたでしょうか?

 

 

 

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