今回は資金繰りが悪い理由として、
「銀行と上手に付き合っていない」というテーマで行います。
中小企業の社長様の中で、「銀行さんが嫌い」という方が
結構いらっしゃいます。
理由として
①官僚的
②お高く止まっている
③打ち解けてお話できない
④突然アポなしでくる
④どうでも良い時に来て、肝心な時には相手にしてくれない。
⑤所詮、金貸しだ
⑥そもそも生理的に嫌いだ
⑦腹の中がよくわからない
・・・・
まあ、社長さんとお話していると、嫌いな理由が色々出て来ます。
まあ正直、「プライドが高い」「警戒心が強い」「慎重だ」
と、いうのはあるでしょう。
でも、ここは一度、銀行員の方の立場になって良く考えてみて下さい。
銀行は、お金を貸して、利息(金利)をもらって成り立っている商売です。
利息が、一般企業でいう「売り上げ」に相当します。
例えば、1億円貸して金利2%だとします。
問題を単純化するために、1年間返済なしとして、1億円×2%=200万円
これが1年目の売上です。
お金を1億円、銀行から会社の口座に移動するだけで
年間200万円入って来ます。
借りる方からしたら、「ボロイ商売だな」って思いますよね。
でも、逆に言うと、借りる方は、200万円払えば1億円お金が使えるのです。
このケースだと1年間自由に。
これも考え方によってはボロイですよね。
銀行は当然、このような事をしてお客様に役立っているという
「プライド」があります。
「お客様である、企業のビジネスに貢献している」と。
しかも、銀行の立場からしたら、
これには大きな「リスク」を抱えている訳です。
当然、貸した金は全額期日までにきっちり、返済してもらわなければなりません。
でないと、この商売は成り立ちません。
例えば先ほどの例で、
1億円を5年(60か月)で返済してもらおうと思えば、
1年あたり、返済が2,000万円 月にすると166万余り、
1年目200万円の売上をとる為に、その翌年から10倍の2,000万円を
返済してもらわなければなりません。
これを、5年間も続けなければならないのです。
しかも売り上げに相当する利息は、毎年200万円ではありません。
返済された分、利息は減って行きます。
売上は減額して行きます。
売上が減って行きますので、また次を考えないと行けないのです。
つまり、この商売は、「お金」という商品を使ってもらって、
その「金利」という「使用料」を頂く商売です。
しかも、商品が「お金」であるだけに、持って逃げれる。
逃げれたら、終わり。
返って来なければ、どうししょうもない訳です。
貸し倒れです。
丸損です。
銀行が潰れます。
1億円ならどの銀行も持ちこたえられますが、
これが1兆円ならどうでしょうか?
メガバンクでもきついでしょうね。
つまり、銀行の商売は、このような大きな「リスク」を払っている商売なんです。
従って、銀行は貸した相手のことがとても心配なんです。
お客様の「会社の事業」は大丈夫かな?
「この先どうなるのかな?上向きかな?下向きかな?」
って常に心配しております。
皆様も誰かにお金貸したら、その人のこと、気にかけますよね。
それと同じです。
絶対大丈夫で信頼できる人なら、安心するし・・
どうかな?という人なら疑心暗鬼になるし・・
銀行も同じなのです。
ですから、銀行と上手く付き合うには、
まず「相手の立場を理解する」
ここから入らないと、先に進まないと思います。
続きは次回です。
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