おはようございます。

財務コンサルタントの遠藤でございます。

 

前回、難しい簿記の仕訳のお話をしましたら、

案の定、多くの社長さんからは、
「そんなこといったって、簿記なんか勉強してる時間なんかない」

との声が多かったですね。

 

そうですね・・・
中小企業の社長さんは、皆さん実際忙しいですからね。

 

 

 

 

そこで私はある社長さんに言いました。

「社長の時間が作れる方法を、教えましょうか?」

 

そしたら、その社長さん、

「何?」 「何?」って興味を示されたので、

 

「じゃあ社長さんだけに、特別にお教えしますよ」

って、じらすと社長さんは、

 

「早く教えてくれよ~」

とせかすので、やっと言いました。

 

「社長の時間を作るには、社長の今の仕事を人に任せることですよ」

 

と言ったら、社長さん、顔を真っ赤にして

 

「なんだ、それが出来たら世話ないわ!」

って言うので、私はすぐさま反撃。

 

 

「社長、最初から出来ないと思ってるでしょう?」

 

「なんか良い方法あるのかね?」

 

「それは社長がやろうと思うかどうか?なんです。

最初から、あきらめてたらあきませんよね」

 

って言ったら、

 

「なんやそんなことか?」

 

って余計怒って、その社長さん帰ってしまいました。

 

 

まあ、普通はそうでしょうね。

でも、これが平均的なごく普通の社長さんの反応です。

 

ただ、この話、

実は松下幸之助さんの実話を

私が真似して、他の社長さんに言ったのです。

 

これはこういう話なんです。

松下幸之助さんが生前、ある講演会をされていました。

かの有名なダム式経営について、話をされたんです。

 

ダム式経営とは、

「経営はあたかもダムに水をためるかのように、お金をためて行くもの。

そしていざと言うときには、ダムから水を放流するようにお金を使うのです。

そのためには普段からコツコツコツコツとお金をためる必要がある・・・」

 

このようなお話をされたんですよ。

 

そしたらある経営者の方がすくっと立ち上がって、

 

「我々は毎日ぎりぎりで経営してます。どうしたらそんなこと

が出来るんですか?」 

 

と質問されたんです。

 

 

それに対して松下幸之助さんは、こう言われました。

 

「それは、まずそうしようと思うことでんな・・」 

 

会場では、そこら中から失笑が出たそうです。

 

ただ、その会場の中に現在の京セラ名誉会長稲盛和夫さんがおられたのです。

 

稲盛さんはこう思われたそうです。

 

「そうだ、まず思うことだ、これだ!!」

 

これは稲盛さんの本に出てくる有名なお話です。

 

同じ話を聞いても、ほとんどの社長さんは

「そんなこと言われてもな~」

と反発します。

 

でも、出来る社長は、ちょっと違います。

 

「待てよ、これひょっとして・・・」

 

この差なんです。

 

 

なんでこの違いがあるかと言うと、

前者のほとんどの社長さんは、いっちゃ悪いですけど

普段から、あまり考えてないのです。

勉強もしてない。

 

でも、後者の「まてよ・・・」の社長さんは、

普段からいやというほど考えてるんです。

 

脳みそから汗が出るくらい、「どうしたら会社は良くなるか?」

ということを。

 

さらに、本やセミナーで寸暇を惜しんで勉強している。

 

この違いなんです。

 

 

社長!

時間は社長が作ろうと思えば、

いくらでも作れるんです。

 

「まず思う!」

 

これですよね。

次回に続きます。

 

財務体質改善・資金繰りについて、ご相談を承ります。

 

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おはようございます。

財務コンサルタントの遠藤でございます。

 

今日は利益のお話の第三弾

「損益計算書(P/L)の利益のその後の行先はどこ?」

というテーマで書かせて頂きます。

 

 

 

 

資金繰りに苦しんでおられる会社様の決算書を拝見していると、
その多くが、決算書上の「現金預金」が極端に少ない経営をされているのですね。

 

それも当然の話なんですが、貸借対照表(B/S)上の「現金預金」が
少ないから資金繰りに苦しむのですね。

 

資金繰りが苦しいから

      ↓

現金預金が少なくなる

      ↓

現金預金が少ないから
      ↓

資金繰りが苦しくなる

 

 

これやってると、ニワトリが先か卵が先か?の議論になるのですが、

そこで堂々巡りになっても仕方ありませんよね。

 

「これを解決しないと」なんですが、実は「簡単」なのです!

 

 

「現金預金を多くすれば→資金繰りが楽になる」

 

 

たったこれだけの事なんですよ、基本は・・・。

 

もう少し詳しくお話しますと、資金繰りを良くしようと思えば、

常に貸借対照表(B/S)上の「現金預金」を多くすることを

考えた経営をすれば良いわけなんです。

 

 

これが「キャッシュ・フロー経営」というものなんです!

 

 

「なーんだ、たったこれだけか!」って思いますでしょう?

 

 

ただし、大多数の中小企業はこれが出来ないのです。

なので、皆さん苦しんでおられるのです。

 

 

 

私は今から20数年以上前、はじめて中小企業の経理をいくつも
拝見させて頂いた時に、「これって、なぜなんだろう?」って思いました。

で、当時、出来る限り沢山事例にあたって、やっと発見しました。

 

 

商売を行って、お金が生み出される過程・・・

「お金が循環するメカニズム」をわかっておられない経営者の

方が、世の中にたくさんおられるという事がわかったのです。

 

 

これって、ちょっと難しいお話だとお思いですか?

いや実は簡単なんです。

 

 

ただし、複式簿記を勉強されたことがない方には、難しいかもしれません。

逆にいいますと、簿記を勉強された方には簡単です。

 

簿記3級テキストに載っている、一番最後の仕訳で

 

(借方) 損益  100 / (貸方) 資本金 100

 

がありますが、これは何を意味するかと言うと、

 

損益計算で計算された「利益」が、貸借対照表上の

「資本金」に加算されるという仕訳なんです。

 

つまりP/L上の「当期純利益が100出る」とすると

それがB/S上の資本金に100加算されるという仕訳なんです。

 

「資本金」とは「自己資本」(=株主のお金)ですから、

資本金が増えるということは、社長個人のサイフから会社に入れなくても、

自動的に会社のお金が増えることなんです。

 

 

これとは逆に赤字になった場合はどうなるかといいますと、

 

(借方) 資本金 100  / (貸方)  損益  100

 

となって、これは逆に、会社のお金が減るんです。

 

 

この結果どうなるかといいますと、

銀行その他からお金を借りなくてはならなくなるのですよ。

 

 

ここの仕訳は複式簿記のキモなんですが、

多くの方は、簿記3級を習った時点では、なかなか理解できません。

商売していないと実感がわかないのです。

 

 

私も遠い昔はそうでした。

でも自分で商売したり、実務につくと、ここが大変良くわかります。

 

 

何を言いたいのかと申しますと、社長さんは「簿記3級」を勉強されると

絶対良いと思いますよ。

 

社長さんなら毎日商売されているのですから、絶対に実感として

良く理解できます。

 

逆に簿記がわかってないと、

今のこの話を社長さんにしても、そもそも「仕訳」というものが何なのか?
「借方?貸方?が何なのか?」がわからないので、話が通じないのです。

 

「簿記」は会計の言葉=「言語」なんです。

 

会計士さん、税理士さんは、この言語をつかって

社長さんなら知ってて当然と思って、バンバンお話されます。

そこは容赦ありません。

 

 

だから社長さんと話が通じないのです。

でも社長さんが簿記3級をマスターすれば、その話がわかるようになります。

 

 

社長さん、お忙しいでしょうが、お時間ある時に書店にいって、
「日商簿記3級」のテキストを手にとってみられてはいかがでしょうか?

 

なかなか、とっつきにくいですが、マスターすれば

社長さんの経営に役立つこと大ですよ!!

 

えっ、そんな時間ないって?

まあ、それもそうでしょうね・・・。

 

 

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おはようございます。

財務コンサルタントの遠藤でございます。

 

前回に引き続き、利益について書かせて頂きます。

 

 

かの有名な経営学者のP・F・ドラッカーは、

「企業の目的の定義は一つしかない。それは、顧客を創造することである。

 

と述べています。

(マネジメント 基本と原則 エッセンシャル版 P15ダイヤモンド社)

 

 

「企業の目的は、顧客の創造である」

ドラッカーの言葉の中でも、一番有名な言葉です。

 

一般に、

売上=売価×顧客数

ですので、売上が上がるためには顧客数を伸ばす必要がありますが、

ドラッカーが言っているのは、そんな単純ではないですね。

 

ドラッカーの言う顧客の創造とは、

「顧客価値が創造されていること」

 

簡単にいいますと、

「企業がどれだけ顧客に支持されているか?」なのですね。

 

顧客に支持されている=顧客価値がある、

その結果として、顧客数が伸びるという訳なんです。

 

素晴らしいですね~。

深いですね~。

 

 

一方で、ドラッカーはこうも述べています。

 

「利益とは、個々の企業にとっても、社会にとっても必要である。

しかしそれは企業や企業活動にとって目的ではなく条件である。」

(マネジメント 基本と原則 エッセンシャル版P14 ダイヤモンド社)

 

つまり

「利益とは企業の目的ではなくて、条件である」ということです。

難しいですね。

 

 

ドラッカーはこの点について以下で、さらに述べております。

 

「利益とは、企業存続の条件である。」

「利益とは、未来の費用、事業を続けるための費用である。」

 

「目標を実現する上で必要な利益をあげている企業は、存続の手段を持っている

企業である。基本的な目標を実現するうえで必要な利益に欠ける企業は、限界的

な危い企業である。」

(マネジメント 基本と原則 エッセンシャル版 P35ダイヤモンド社)

 

 

さらに難しくなりましたね・・・。

 

 

でも、ここはとても大事なんです。

まずここで述べている「利益」は一体どの利益を指すのか?

これは税引き後の「当期純利益」です。

 

上記にて「利益とは、未来の費用、事業を続けるための費用・・」と述べていることから、

これは最終的に税金も支払って残った、処分可能で、かつ次期に
繰り越すことが可能な利益である、「当期純利益」を示していることがわかります。

 

ドラッカーがここで強調しているのは、

 

当期純利益=未来の費用=事業存続費

 

当期純利益を出せない企業は、次期以降に投資のための費用を出せないために、
存続が危うくなり、当期純利益を出せる企業は、次期以降に投資のための費用が
出せるので、事業存続の手段を持っていると言っているのですね。

 

 

この事業存続の条件が、「当期純利益」なのです。

 

 

まだややこしいですか~

 

超簡単にいいますと、

「当期純利益が出ない企業は存続できない」

とドラッカーは言っている訳です。

 

 

何故なら前回も言いましたが、キャッシュフローは、

「当期純利益+減価償却費」で算定されるので、

 

当期純利益が出せない企業は、

「キャッシュフローがほとんどゼロに近い」

ので、存続出来ないというお話につながるんです。

 

 

社長さん、わかって頂けましたでしょうか?

 

わかって頂けたなら、

今日から意味のない節税はやめて下さいね!!

お願いしまーす。

 

 

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