こんにちは、社長の財務参謀 中小企業財務コンサルタントの遠藤信行です。
今日は財務のお話しをします。
中小企業社長にとって、まず困るのはこの言葉の意味(ニュアンス)ですよね。
多くの中小企業社長は、経理と会計と財務と税務の違いがわかりません。
それはそうでしょう。
学校では教えないし、税理士さんも教えてくれない。
この、似たような言葉が沢山あって、これは専門家でも
きちんと説明できる方はそう多くはいません。
ましてや、中小企業社長のほとんどは①元営業マン②元職人です。
会社創業時にはぜひ「簿記を習ってください」って言っても、
世間の甘い言葉に流されて、「簿記なんて習わなくてもできる」
と思っている方々です。
ちょっと言い過ぎましたか。。。。
因みに私は、日本社会に簿記を普及させようという使命感で、
「簿記講師」を、財務コンサルタントやりながら並行してやっておりました。
10年位。
しかし、簿記3級を受験する方は①学生②転職希望者③大企業で会社の命令で来た
方しかいませんでした。
私は中小企業社長に一番受けてもらいたかったのです。
で、ウチの会社のスペースを使って「社長のための簿記入門講座」をやりました。
中々こなくて、来たと思ったら女性を連れてきて、「彼女に教えてやってください」
って・・・。
よっぽど中小企業社長って簿記が嫌いなのですね。
話しが脱線しました。
先程の4つの話しに戻ります。
①経理・・・経営管理の略で、取引データを経営データとして使えるようにするための管理業務全般です
②会計・・・簿記の仕訳という手法を使って、B/SとP/Lを作成する業務です
③財務・・・資金の調達と運用を行う業務です
④税務・・・会計データから税金を計算する業務です
この中で①と②は社内のスタッフにやってもらうことは可能です。
④は中小企業では税理士さんが行います。
残った③の財務は、中小企業(特に50人以下)では社長か、社長の奥様、
社長の身内の方が行います。財務はお金そのものを扱いますから。
財務が他①②④の業務と違うのは、経営に直結していることです。
経営というのは端的に言えば「目標を立てて、ヒト・モノ・カネを動かすこと」です。
この①目標②ヒト③モノ④カネを動かすことが経営です。
その中の1つ④カネが財務です。
財務は経営の中のパーツの1つです。社長と一体です。
会社が成長して、社長と一心同体の財務の右腕(CFO)が来てくれるまでは
社長がやらなければならないのです。
だから財務は社長がマスターしなければならないのです。
「財務」は他の経理・会計・税務とは違うのです。
この財務を知らない社長が、経営するから、会社には時々、「悲劇=倒産」が起こるのです。
本日は以上です。
YouTubeチャンネル
『財務コンサルのぶ@キャッシュリッチ企業チャンネル』
中小企業社長向けに、キャッシュリッチな中小企業を
実現して成功社長になってもらうための
財務・経営・戦略ノウハウをお話ししています。
ぜひチェックしてください。
https://www.youtube.com/@zaimu_nobu
【Instagram】
https://www.instagram.com/nend_99/
【遠藤信行のHP 】