今回は借入のリスクについてお話しします。
前回の最後で借入には利率のリスクと言うのが
あると言いました。
つまり前回の例では、利率が20%を超えると、借入がなかった
場合よりも手元に残るお金が減ると言うリスクがあると言う事でした。
この事から借入のリスクの第一まずは利率の大きさです。
借入のリスクにはもう一つあります。
それはは「売上の減少によるリスク」です。
シュミレーションで検証しましょう。
前回の例を使うと1000万円を株主から調達して、さらに1000万円を利率10%
で借入れた場合の売上が2400万で、この時の投資1000万円
に対するリターンは300万/1000万円で30%でした。
但し、これは2400万円の売上が上がったと言う前提での話です。
今度は売上が2400万ではなくて売上が2300万に減少したとしましょう。
そこから仕入代金2000万と借入利息100万円を払うと利益は200万円と
なります。
この時の投資に対するリターンは200万/1000万で20%となります。
これは、借入をせず、株主からの資金調達した際のリターン20%と
同じです。
前回の最初のケースを振り返ってみましょう。
株主資本1000万円で1000万円の商品を仕入れて、それを
1200万円で売ったケースです。
利益は1200万-1000万=200万で
投資に対するリターンは200万/1000万で20%で、同じ利率ですね
。 借入のメリットはなかった事になりますね。
では借入した場合で売上が2250万に下がったとしましょう。
利益は2250万-2000万=250万ですが、ここから利息100万引くと
残りは150万です。
投資に対する利益率は150万/1000万で 15%となります。
借入れた事でリターンが余計下がりました。
ここから言える事は、借入は売上が上がる時は良いですが、
売上が下がった場合には大きなリスクとなる事です。
つまり、借入による資金調達は、経営者に売上げに対するよほどの
確証がなければ大きなリスクとなる可能性があり、実際に予定した
売上が達成されなかった場合、リターンの大幅な低下を招く事に
なります。
以上、まとめますと、
会社が借入を増やす事には2つのリスクがあります。
①借入のコストが増加する。
②売上が減少すると、大きなリスクとなる。
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