このブログは、
今は幼い我が子に、
将来、役立てて貰えるようにと綴った
私個人の知識の記述です。
重力と初動出力
運動の始まりにおいての運動出力は、
筋力に頼るだけでは、
大きな運動力を発揮することが出来ません。
動く方向への慣性力は、
運動の始まりにはありません。
そこで、
素早く動くためのエネルギー源として、
筋力、運動方向への慣性力以外の力である
重力を利用するのです。
例を挙げるなら、
短距離走のスタート動作です。
特に、クラウチングスタートは、
前に着いた上肢の支えを乗り越えて行くような
前のめり姿勢を作ることで、
その時に発生する
前に倒れる力(体重=重力)を利用して、
前進力を筋力のみに頼る時よりも高めています。
ここで一つ重要な話をします。
実は、
運動力への重力の取り入れは、
単純に倒れようと意識するだけでは、
上手く行かないことも少なくありません。
運動力への重力の取り入れには、
その効率性を左右する条件があります。
その条件の中でも、
特に重要なのが、
身体の前後の(矢状線上での)体積バランスが、
ある程度の幅をもって保たれていることです。
もっと簡単な表現をするなら、
初動作の際に
脱力して屈む時の動きを
競技動作の中に適量(適切な屈み範囲)
取り入れることです。
脱力して『屈む』時の様に
頭(胸辺りから上)と
お尻(腰部~お尻辺り)の
体積比率を釣り合わせながら、
倒れるという動きを行うことが
初動作の効率を上げる最大の条件になります。
これは、どのような競技動作にも当てはまる
非常に重要な動作条件にもなりますので、
能力の向上を目指すには、
真っ先に取り組むべき課題になります。
父ちゃんも、君達が幼少の時、
運動中の脱力=無意識の動作調整
=安全性の確保=理想的動作の自動形成を
『高い高い』や遊具遊びを通じて
教えたつもりです。
次回は、運動中の脱力の重要性についてです。