アスベスト除去前の隔離養生
吹き付けされたアスベストを取り除くには
その前に隔離養生と言う大切な作業がある。
除去したアスベストが外部に飛散しない様に
シートを使い完璧に密閉し
外部と室内を遮断してしまう作業で
わずかなアスベストの飛散も許されない厳しい作業なのである。
写真は、あるマンションの解体時の
一室の養生の途中の写真である。
ビニールシートで密閉された室内は
農家のビニールハウスと同じで温室化してしまう。
その中で除去作業するのだが
薬剤散布と水分散布で湿度までもが上昇して
不快指数は全開である。
実は、アスベスト除去業者の儲けを取れる作業の中で
ひとつにこの隔離養生があげられる。
いかに早く確実に作業が出来るかで違いが出るのだが
早くだけを優先させている業者もあり
つなぎ目から飛散していたり、粗末な養生のせいで
除去作業時に、シートが崩壊してもれる危険性も大きい。
ちなみに昨日まで横浜のみなとみらい近辺での作業をしてたのですが
養生した部屋の中は
温度37度の湿度80パーセント★
防護服を着ての作業は、サウナの中で体操でもしている気分で
45分が中での限界時間で
外に出ると寒さに体が震えだす気温は35度(笑)
プロサッカー選手が試合する時以上に
水分とカロリーが消費される夏の作業に
本日、カラータイマーが点滅して、お休みしたアスベストマンでした。
次回は、無知のお役所のいい加減に業者は助かる!で斬らせていただきます。