【対話】メールの終わり際 | 早起き税理士・会計士の「本業ブログ」 by 船戸明会計事務所

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 仕事のやりとり手段には、電話、メール、FAXがありますが、利用頻度が圧倒的に高いツールがメールでしょう。率にして95%、残り5%のうち、電話が4.99%で、FAXが0.01%です。

 ほぼメールで事足りるので、たまに電話がかかってくるとびっくりしてしまう。実際、移動中や打ち合わせ中で電話に出られないことも多く、むしろ、メールのほうが素早く反応できているかもしれません。

 何度かメールをやりとりして、難しいのはその終わり際です。「ありがとうございます」「いえ、こちらこそありがとうございます」「いえいえ、こちらこそ本当にありがとうございます」。「いえいえいえ、…(以下省略)」。

 こういう不毛なやりとりを避けるため、お礼以外に言うことがなくなれば、それがメールの終わり際だと考えています。資料を送ってもらった場合には「受け取りました」。質問に答えてもらった場合には「ありがとうございます」。逆にこちらが何かの質問に答えて、相手から「ありがとうございます」と返事が来た場合には、特に返信していません(ちゃんと見ています)。

 日本経済新聞の『交遊抄』。とある大学教授が別の大学教授との交遊について語っていました。「先生も筆者も「朝型」で、早くに起きて仕事をし、夜はさっさと寝てしまう。いまでも朝5時台にメールを交換し、前日に起きた様々なことや学問的な話など語り合う」(15日、日経、君塚直隆さん)。

 楽しそう。ただ「語り合う」メールのやりとりは、どこまで続くのでしょう。上のような内容であれば、どこまでも話しこんでしまいそう。メールというより、メールの形を借りたチャットのようなものでしょうか。キーボードをたたいている時間を使って、オンラインで10分くらい語り合ってもいいように思います。

 でも、ツールはなんであれ、よもやま話を語り合う関係を保持しておくことが重要でしょう。仕事であっても、私用であっても、その区別がないのであっても。

 自分はこう思う。そう伝えたときに、「なるほど」という反応なのか、「そうは思わない」という反応なのか、「こういう考えもあるぞ」という反応なのか。そうした相手の反応を見て、自分の考えを更新していくことが可能です。

 思えば、人と会って話をするときも、自分から会話の終わりを告げるのは得意ではありません。どう会話を終わらせればいいのか、いつも迷ってしまう。メールだと方針を明確にできていますが、実際に会うと、そう割り切れるものでもありません。その余韻が、つまり「また会って話をしたい」という名残り惜しさが残る程度が、ちょうどいいのだと思います。




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