【閃き】二重払い | 早起き税理士・会計士の「本業ブログ」 by 船戸明会計事務所

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こんにちは。
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 とある決済会社から「返金に関するご案内」が届きました。何だろう? 返金は歓迎にしても、まったく心当たりがない。いや、「あの支払いだろう」と思い当たることはあったのですが、どうして返金されるのだろう。

 はたして、「あの支払い」でした。「複数回お支払いいただいておりましたので、返金いたします」と。そうなのか? 1回支払った覚えはあります。支払ったコンビニも覚えている。でも、2回支払った覚えはない。言われても思い出せない。

 そういうときは記録です。自分の弥生会計を見直すと、確かに、年末、12月26日と31日に2回払っている。愕然としました。2回払っていたことにというよりも、その間隔の狭さに。いくら年末で「年内に片づけよう」と思っていたとはいえ、31日に支払う際、5日前の自分の行動を覚えていなかったという事実に驚いたのです。

 エーザイの認知症新薬が米国で迅速承認された、という報道がありました。「 エーザイは16日、米バイオジェンと共同開発しているアルツハイマー病の新薬「レカネマブ(米国ブランド名:LEQEMBI)」について、日本国内で新薬承認申請を行ったと発表した。軽度認知症など早期アルツハイマー病に関わる適応を対象としている」(16日、ロイター)。日本で承認されるのも確実なのでしょうか。

 ただ、手放しで喜べるわけではなさそうです。まず、治す薬ではなく進行を遅らせる薬であること。そして、高価であること。日本経済新聞に掲載されたFINANCIAL TIMES誌の論考では、効果があり、副作用がなく、低価格、を完璧な薬としたうえで、こう述べています。

「レカネマブは脳内出血を起こすリスクがあるとされ、1800人規模の治験で3人が死亡した。価格は年間2万6500ドル(約340万円)に上る。静脈投与や定期的な容体確認も必要だ。患者団体やエーザイは活気づくが、医師の多くはまだ確信が持てず、医療保険の適用も制限されている。確かに治療に転機をもたらしそうだが、強力な科学的根拠を伴わず期待だけが膨らんで終わる可能性もある」(16日、日経)。

 認知症薬を必要とする頃には、さらに改善が進んでいると期待します。それよりも、薬を必要としないよう、脳を活性化し続ける必要があるでしょう。その点、税理士という仕事は有利です。毎年の税制改正を追いかけるため、嫌でも年に1度、脳内運動会が必要。種目は、所得税、相続税、法人税、消費税など、多岐に渡ります。普段も様々な問題に、条文、趣旨、理屈に頭を回転させなければなりません。脳にたまった老廃物が認知症の原因というアミロイド仮説も不確定なのだとか。でも、脳を使わないより、使ったほうがいいはず。税制改正研修講師として、今週中に準備を完了します。

 それにしても、どうやって2回払ったのだろう(まだ疑問……)。バーコードのついた請求書だったので、コンビニで2回払えるとは思えないのですが。。。




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