こんにちは。
税理士・公認会計士(船戸明)の「本業ブログ」にようこそ。
自宅で作業するときは、コタツ机の前に座っていることが多く、「かに座」という椅子を使っています。一般用語なのか、商品名なのか。赤くて、丸い、高さ30cmほどの椅子。背もたれもあり、ひじ掛けもあり。地べたに座る必要がなく、しかも立ち上がりやすい。もう10年近く重宝しているはずで、ひじ掛けの木の部分が断裂しても、なんとかごまかしながら使い続けています。
移転前の大阪の事務所でも、設置した当初、「所長(1人ですけど)椅子」と称して、椅子だけは奮発しました。大好きな緑色で、事務所に来てまず座ると、「さあ、1日がんばろう」と思えた。ただ、こちらも長年使っている間にガタが来て、高さ調節が不能に。しかも、妙に高い場所で止まってしまったため、ここ数年、座り心地の快適さは失われていました。
さて、移転した京都の事務所。整備は一向に進みませんが、8畳の室内に置くものは、机、椅子、プリンターと小さな棚くらいにしたいと思っています。机とプリンターと棚は、旧事務所のものを活用。問題は椅子です。
4日の日本経済新聞には、半ば投げやりで海外進出も果たしたマルニ木工の椅子が紹介されていました。いや、椅子の紹介というよりも、世界への事業展開の話ですが、ただ出ればヒットするというわけでもありません。「椅子の座り心地だけでなく、見た目にもこだわった。脚部分や肘掛けに使う木材は雰囲気を近づけるように、熟練の職人が色や木目を意識して選ぶ。肘掛けや背もたれのゆるやかなカーブは手作業で仕上げ、座面の裏側まで作り込む」(4日、日経)。
座面の裏側って、まず見ません。でも、問題はそこではない。見た目にもこだわるけれど、「見えない部分」も「見た目」の一部なのだ。見える部分と見えない部分の線引きは、さほどはっきりしていない。であれば、見えない部分で手を抜くと、いずれ、見える部分にも手抜きが生じる。そのことを恐れる臆病さが必要なのだと思います。
旧事務所の整理にはもう少し時間がかかりそう。京都の事務所の整備は、なんとか今月中に仕上げます。中でも椅子を考えるのが楽しみ。旧事務所に打ち合わせ用の椅子はありますが、ただ、車輪がないので動きは不自由。もっとも、マルニ木工の椅子も車輪はないでしょう。
いっそ、ワンルームマンションですから、コタツにかに座にしようか。一瞬そう思いましたが、背もたれにもたれて文章を書くならいいにしても、前かがみで書類を眺めるには向きません。
来週後半以降に事務所整備に動くとして、まずは、今できることを前倒しで進めるていくことにします。
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