【閃き】立ち止まれという警告 | 早起き税理士・会計士の「本業ブログ」 by 船戸明会計事務所

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 2週間に渡って、日本経済新聞日曜日版に、画家のエドヴァルド・ムンクが紹介されていました。「叫び」という絵は、誰もが1度は目にしたことがあるのではないかと思います。絵文字でも出てくるくらいですから。

 5歳で母を亡くし、13歳で姉を亡くした。そんな話が28日の記事で紹介されていました。叫びのイメージもあって、内にこもりがちと思われているかもしれないが、実は、新しいもの好きだったのではないかと語っています。

「ガジェット(便利な電子機器)好きで、カメラやプロジェクター、電話、ボイスレコーダーなども所有した。ムンク美術館には、カメラを持った手を延ばし、自分の顔を撮ったスナップ写真が何枚も展示されていた。「セルフィー(自撮り)」のパイオニアだったのだ。いまを生きていたら、仮想現実(VR)にも興味を示したかもしれない」(28日、日経)。

 やはり、技術は、とどまることを知らずに進歩していく。別の記事では、宇宙を目指す米国中心の計画が紹介されていました。「宇宙飛行士を月に送る「アルテミス計画」が本格的に動き出す。……月着陸が目的だったアポロ計画と異なり、アルテミス計画では28年にも月面に宇宙飛行士が継続して滞在できる基地の建設を始め、水などの資源を開発する。水が重要視されるのは、自らロケット燃料やエネルギー源になる水素や酸素を作ることができるからだ」(28日、日経)。

 月の次は火星だろう。そこまでしないといけないのか。地(球)に足つけてやるべきことがあるのではないか。新しいことには、リスクも伴います。「人工衛星を打ち上げた際に使ったロケットの残骸などのスペースデブリ(宇宙ごみ)が今後10年間で、地上に落下して死傷者を出す確率が10%に上るとの分析結果を、カナダ・ブリティッシュコロンビア大の研究チームがまとめた」(22日、日経)。

 大きさは数ミリからバス程度(!)まであるようで、実際、既に落下事故は起きています。10%というのが件数基準なのか分かりませんが、1992年から30年間で1500以上のロケットの残骸が軌道から外れて制御不能になっているとも。

 ムンクが今生きていたら、やはり叫ぶのではないでしょうか。叫ぶ顔は、もっと痩せ衰えているかもしれない。税理士の数は8万人で、そのうち、10年内に落下してしまうのは、楽観的に見て10%。そうならないよう、ムンクの叫びを「立ち止まれ」という警告として受け止めたいと思っています。




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