【読書】小説を読む | 早起き税理士・会計士の「本業ブログ」 by 船戸明会計事務所

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毎朝4時起き、スポーツと読書が大好きな税理士/公認会計士がお送りする税務・会計に関する本業ブログです。
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こんにちは。
大阪南船場の早起き税理士・公認会計士(船戸明)の
「本業ブログ」にようこそ。

 今年の読書は、ゆっくりです。コロナ禍以降、移動時間が減ったことで時間密度が上がり、昨年、一昨年は100冊の本を読む時間がありました。今年は、今のところ60冊ペース。量より質、と言えば聞こえがいいですが、そのときに応じて、冊数を気にせずゆっくり読み進めればいいと考えています。

 もう1つ、これまで、気になった本はすぐに「ポチっと」していました。アマゾンで発注すれば2、3日後に届く。常に積読本が何冊もある状態で、本に追いかけられている状態でした。『アマゾンの倉庫で絶望し、ウーバーの車で発狂した』(ジェームス・ブラッドワースさん、光文社)を読むと、一瞬にして届くシステムが何によって支えられているのかが分かります。

 その様子はこのブログでも書きました(こちら)が、この本、中学生の次男も読みました。以来、彼の目が厳しい。ポチっとした本が届くと、「あ~あ、アマゾン本を読んだのに、またポチリよった~」と責められるのです。先日、本屋さんで見つからない少し前の本なのでポチっ。置き配されているところを次男に見つかり、ついにルールを言い渡されました。「本屋さん5件行って、なければポチってもいい」と。読書のペースをいい具合に落とせそうです。

 日本医療研究開発機構先進的研究開発戦略センター長の浜口道成さんが、ご自身の読書に対する思いを語っておられました。「この年(71歳)になってみると小説は面白くありません。構想され、空想された物語には真実がないからです。医師として長年、人を観察してきた立場からすると、何かずれを感じます」(16日、日経)。

 私の場合は逆です。若い頃、小説は面白くないと思っていた。真実かどうかはともかく、「構想され、空想された物語」より、経営者の声やノンフィクションによる事実を求めていたのだと思います。

 ただ、いつからか小説を読むようになりました。村上春樹さんの作品と出会ったことが大きな機会だったと思います。まず、小説は「構想され、空想された物語」ではないということ。いや、そういう小説もありますし、大部分なのかもしれませんが、そうではなく著者自身もどのように展開するか分からない。そんな書き方もあるのだと。

 もう1つは、映画も同じですが、誰も取り残さずに描くことができること。どうしようもない落ちこぼれ、どうしようもない悪人、どうしようもない負のオーラをまとった人。どんな人でも、切り捨てられることなく、存在感をはなっている。普段、見ようとしていない風景がなんであるか、むしろ真実を突きつけられる感覚が小説にはあります。

 何を、どう読むかは、人それぞれ。そういえば最近、小説を読んでいません。気になっている本が2冊ありますが、どちらもかなりの分厚さ。まずは本屋さんで手に取ってみたいと思います。




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