【対話】会計士の性分 | 早起き税理士・会計士の「本業ブログ」 by 船戸明会計事務所

早起き税理士・会計士の「本業ブログ」 by 船戸明会計事務所

毎朝4時起き、スポーツと読書が大好きな税理士/公認会計士がお送りする税務・会計に関する本業ブログです。
トピックスやふとした疑問から、税務・会計の話題を毎日お届けします。

こんにちは。
大阪南船場の早起き税理士・公認会計士(船戸明)の
「本業ブログ」にようこそ。

 複式簿記を採用する限り、
 貸借対照表の左右は一致します。

 つまり、
「資産=負債+純資産」という等号は常に成り立つ。

 右側の負債や純資産は、資金をどこから調達してきたか。
 左側の資産は、調達した資金をどこに使っているかを示します。

 等号。
 左右一致。

 そうした発想を、
 おはよう、こんにちは、と同じくらい基本的な言語としているのが会計士。

 物事を追いかけて、何か矛盾がある。
 そのときに、その矛盾を放っておけるかどうか。

 もちろん、物事によりますが、
 特に数字の場合、違いや矛盾が気になってしまうのが会計士の性分。

 ま、いっか。

 仕事の場面では、採用してはならない態度です。


 もう1つ、複式簿記の実用的効果は、
 何か会計処理にミスがあると、
 そのミスが残高(貸借対照表)の矛盾として現れること。

 現金が合わない。
 売掛金が合わない。
 不明な未払金が残っている。

 最後に貸借対照表を確認することが、
 ミスの発見に役立つのです。


 複式ですから、
 物事を一面からは捉えず、多面的に捉える。

 給料(給料)に、未払残業代(未払金)がある。
 豪邸(建物)の裏には、ローン(借入金)がある。
 ベンツ(車両運搬具)の裏には、ローン(借入金)がある。

 見える華やかさにごまかされることなく、
 見えない側面も見えるようにするのが複式簿記。

 それが共通言語の仕事につけたことは、
 幸運だったと思っています。




【お知らせ】-------------------------------------

日刊「早起き税理士のスポーツ観戦記」配信中!
→ https://www.mag2.com/m/0001147393.html
週刊「週刊経理便」配信中!
→ https://www.mag2.com/m/0001689556.html
船戸明会計事務所ホームページ 更新中!
→ http://asayoji.fan.coocan.jp