こんにちは。
大阪南船場の早起き税理士・公認会計士(船戸明)の
「本業ブログ」にようこそ。
補助金がある。
助成金が出る。
もちろん、そうしたお金を活用することも、
特に中小企業においては重要なのでしょう。
そのこと自体を否定するつもりはありません。
それでも。
補助金があるので、設備投資をする。
助成金が出るので、新規事業を開始する。
仮にそんな話を聞くと、
それって後先が逆なんじゃないかと思います。
設備投資をしたい、する必要がある。
新規事業を始めたい、始める必然性がある。
そうしたときに、
たまたま補助金や助成金や各種優遇措置がある。
それを使うかどうかは、それぞれの価値観次第。
思いが先で、お金は後。
よく報道で目にする補助金不正受給なども、
この後先を(意図的に)間違えた結果なのだと想像します。
1坪のお店で羊羹ともなかを売る「小ざさ」。
その店主、稲垣篤子さんの言葉を、よく思い出します。
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先生には、「障がい者を雇用すると、国から補助金があるので申請してください」とも言われましたが、お断りしました。
もし補助金をもらってしまったら、無意識のうちに「補助金がくるんだから」という思いが心のどこかに生まれてしまい、本当にその子と向き合って、少しでも仕事ができるように一生懸命教えようという気持ちが弱くなってしまうかもしれません。
そう思って、先生にこう言いました。
「先生がそう言ってくださるのはありがたいけれど、いまのところうちでなんとかお給料を出せますから、補助金はお受けしません」
(『1坪の奇跡』稲垣篤子さん、ダイヤモンド社、P.170)
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繰り返しますが、
思いが先で、お金は後。
そのうえ、自分のお金だからこそ、緊張感も生まれる。
その気概を忘れないようにしたいところです。
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