こんにちは。
大阪南船場の早起き税理士・公認会計士(船戸明)の
「本業ブログ」にようこそ。
先日放送されたNHKの『未来塾』。
作家の高橋源一郎さんを講師とし、
大学生4名が架空の国の憲法前文を書く、というプロジェクトでした。
最初に、なるほど、と思ったこと。
それは、高橋さんのこんな一言でした。
「憲法改正に賛成か、反対か。
それよりも、そもそも憲法って何?」
言葉はうろ覚えですが、
要は「変えるか変えないか」からスタートするのではなく、
そもそもの理解に戻って考える必要があるのではないか。
そんな問題提起だと思います。
今、2019年度税制改正と向き合っているからか、
そうそう、そうだよなあ、
と深く納得するものがありました。
毎年、税制改正が行なわれますが、
改正を理解するためには、
現行制度の成り立ちと課題に立ち返ることが不可欠です。
そこを飛ばして、
改正項目だけを読んでも、それは単なる丸暗記。
そんな記憶は、一瞬にして消えてしまうでしょう。
もう1つ、
4名の大学生が書いた憲法前文はこちらで読むことができます。
→https://www.nhk.or.jp/ashita/miraijuku/zenbun/
正否でもない。
良し悪しでもない。
オジサンには、絶対と言っていいくらい、出てこない文章です。
憲法前文、と聞いただけで、
「こういう文体で書かなければならない」と思いがち。
堅苦しく、威厳があって、語り継がれる文章にしなければ、とか。
その時点で、
発想は檻に入れられてしまう。
4名の方の文章は、
見事に檻から飛び出した文章だと思います。
家は、○LDKがいい(先日のトークイベントの話)。
憲法前文は、こういう文章がいい。
そんな
「住まわされている」「読まされている」不自由から、
いかに発想を柔らかくして、飛び出すか。
なかなかに学ぶところの多い番組だったと感じます。
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