【創業】時を待つこと | 早起き税理士・会計士の「本業ブログ」 by 船戸明会計事務所

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毎朝4時起き、スポーツと読書が大好きな税理士/公認会計士がお送りする税務・会計に関する本業ブログです。
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こんにちは。
大阪南船場の早起き税理士・公認会計士(船戸明)
の「本業ブログ」にようこそ。

 大瀧純子さんの『女、今日も仕事する』(ミシマ社)を読み終えました。

 大瀧さんは、株式会社シナジーカンパニージャパンの最高経営責任者(社長)で、創業メンバーのお1人。ホームページのプロフィールでは、次のように紹介されています。

「最高責任者として活動しながら、子育てや家庭生活を両立させてきた経験を踏まえ、女性がスモールカンパニーで活躍できるビジネスフィールドの確立や、仕事への意識の変化を促す「Small is beautiful. 小さな会社で女性が輝く時代」を提唱する。」

 この本、帯書きにも「「ワークライフバランス」「自己実現」「バリキャリ」・・・どれもピンとこない女性たちへ」というメッセージが添えられています。


 一番印象に残っているのは、大瀧さんが、ご自身の中の違和感をとても大切にされていること。

「論理やデータで言い負かされそうになって、「もしかしたらそうかな?」と一瞬思ってしまうときも、自分の感覚として「ちょっと違うんじゃないかな」という違和が感じられたら、それを捨てずに心のなかに残しておく。すると、大きな流れのなかでは、その違和感が生きてくることがあります。」(P.52)

「私自身、迷いがなかったわけではありません。ただ、自分が感じている違和感は否定しようがない。何度諦めかけても何年たっても、同じ疑問にたどり着いてしまうその気持ちは捨てられませんでした。」(P.111)

 また、ワークとライフを分けないという話では、こんな風にも。

「「仕事というのは自分らしく生きることを邪魔するものだ」という考え方もたしかに一方にはあって、そうだとすると、ワークをライフに干渉させたくないという考え方になります。
 でも「仕事は人生の一部である。仕事は人生そのものなんだ」という見方をすれば、分けるよりも「重ねる」。どうやったらきれいに重なるのか、美しいハーモニーになるのかを、考えていけたらと思っています。」(P.133)


 そうだよなあ、そうだようなあ。何度も何度も、そう感じながら、あっという間に読み進めていくと、最後にはこんな記述も出てきました。

「今思えば、私がしていたことは、真剣に「時を待つ」ということではなかったかと思います。中途半端な状況のなかで「待つ」ということが、ときには最適な解を得る方法なのかもしれません。今は決められないことをずっと持っていくと、「決める」というよりも「決まる」。」(P.172)


 ふと、2年ほど前、私自身が書いた文章を思い出しました。ホームページの左側「創業の人と一緒に僕が語ること」「6-3.視点のこと(2013.10.16.)」です。

http://asayoji.fan.coocan.jp/

 ご興味ございましたら、覗いてみてください。「視点を先にずらすこと」について書いています。今もまったく変わらぬ思いです。




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